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AIとの共存時代に、私たちがやっておきたいこと

ISSUED | 2018.01

AI元年といわれた昨年に続き、今年はAIがより身近な存在になると言われている。 私たちヒトに代わって、AIが思考し、なんでもやってくれる時代が現実化しつつある今、 私たちはどのように暮らし、何を意識しておくべきなのか。 これから始められること、始めておきたいことを、新年を迎えた今、改めて考えてみたい

普及確実なAIの基本を理解してその未来感を存分に楽しむ

2018年。今年は近年例をみないほど話題の多い年になりそうだ。 スケジュールをちょっと確認してみただけでも、月の冬季オリンピックに6月のサッカーワールドカップ。 11月には秋篠宮眞子様と小室圭さんのご結婚が予定されている。

安室奈美恵さんの引退に築地市場の豊洲移転も今年になりそうだ。 2019年に天皇陛下の退位が決定したので、今年が一年を通して過ごす平成最後の年になる。

そしてもう一つ、私たちの生活に大きく関わって来ると思われるのが、「AI」だ。 AIスピーカーや自動運転技術などで注目を集めているAI技術が、今年はその普及スピードを一気にあげて、ビジネスシーンから生活環境まで、さまざまなものを自動化したりサポート機能を高めて、私たちの日常を大きく変えていく可能性があるのだ。

そんな新たなカタチの時代を迎えつつある今だからこそ、改めて、私たちヒトにしかできないこと、大切にしなければいけないことを考え、あえてチャレンジしてみるのも面白いと思っている。 新年の目標やテーマが決まっていない方は、是非一考して見てはいかがだろうか?

AI(人工知能)

AIの言葉が初めて使われたのは1956年で、コンピューターに推論や探索という機能が加わり第一次AIブームが起こる。 その後1980年代にコンピューターに知識を与える試みがなされた第二次ブーム。 そして、2000年代に入り機械の自立学習機能が実用化され、今現在の第三次AIブームに続いている。

人間の脳を模倣するためのあくなき技術革新

「AI」とは、Artificial Intelligenceの略、日本語で言うと「人工知能」となる。 2018年は、この「AI」がより身近な存在になるのは確実 なので、「AIって何?」といった質問に、簡単な説明くらいは出来るようにしておきたい。

「AI」の定義には諸説あるのだが、ここでは、「人間の脳が行うさまざまな判断や反応を、コンピューターで人工 的に模倣したもの」としておく。 この人工知能は、iPhoneの「Siri」やGoogle の「OK Google」といった、スマートフォンの音声アシスタント機能にも使われており、 すでに私たちはその恩恵を日常的に受けているのだ。 AIの開発は1950年代から始まっているのだが、これまでは技術的な課題が多く、普及するには至っていなかった。

それがここ数年で一気に普及した背景には、大量の情報を処理できるコンピューターや情報ネットワークの登場がある。 人のように認識・判断し反応するには、膨大な情報とそれを処理する能力が必要で、それがAI開発の大きな課題 だったわけだ。 そしてもう一つ、「ディープラーニング」という深層学習機能の登場が飛躍に貢献している。

これは、人の脳の神経回路を模倣してつくられた最新の機械学習機能で、簡単にいうと、ヒトが教えたことのみを学習した従来の機能に対して、 画像や動画、音声なども情報源にしながら、ヒトが教えなくてもコンピューターが自ら 情報を学習し、認識力を高めていく革新的な機能なのだ。 この新しい学習機能の登場によって、これまで実現できなかった複雑な情報処理が可能になり、高精度な音声翻訳機能や、クルマの自動運転技術などに繋がっているのだ。

AIが私たちの生活に欠かせない、そんな時代の到来

昨年話題になった「AIスピーカー」もまた、「ディープランニング」によって生まれたAI搭載商品だ。 身の回りのさまざまなものがインターネットにつながる「IOT(Internet of Things)」の環境が整いつつある今、 この「AIスピーカー」に話しかけるだけで、テレビや照明、エアコンのオンオフなど、さまざまな家電製品のコントロールができるようになる。

ビッグデータのような大量の情報も短時間で処理し学習して、より高度な判断を行うようになる「AI」が、「IoT」や「VR(=仮想現実)」などの新しい技術と結びついて、これまで経験したことのない価値観を生み出していく。 かつて映画やアニメでみた未来の生活が、まさに実現する時代になったのだ。

将来、「AI」が進化しすぎることを危惧する識者の声もあるが、例えば、癌など治療が困難だった病気が治せるようになったり、事故を起こさないクルマや飛行機が開発されたり。 私たちが不得意、不可能としていたものを、無限の可能性を持つ「AI」が克服してくれる。 そんな、私たちの生活をより豊かなものにしてくれる「AI」であれば、大歓迎である。「AI」がこの先どんな世界を見せてくれるのか。2018年もぜひ注目していきたい。

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