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【インタビュー】トータス松本

ISSUED | 2019.07

攻める50代男に捧ぐ『ウ!!!』
昨年のレーベル移籍、メンバー ウルフルケイスケの活動休止と、
転換期を迎えるなかでアルバムをリリースしたウルフルズ。
ニューアルバムに込めた思いを、トータス松本さんに伺った。

 約2年ぶり、通算15枚目となるオリジナルニューアルバム『ウ!!!』のコンセプトは、「攻める50代男」。52歳のトータス松本さんが、ご自身を鼓舞するものになったという楽曲には、いったいどんな思いが込められているのか。
「50歳になったとき、この先もこのまま音楽の仕事をやっていくんやろうなっていう、漠然としたイメージしかない自分に気づいて、すごく怖くなったんですよ。若い頃はもっと具体的なアイデアやイメージがあったはずなのにって。これはアカン!と思って、引っ越しをしました。男は家を買うと、大仕事を成し遂げた感からか妙に落ち着いちゃうでしょ。だから家を替えたら相当な刺激になるなと思って、借金して引っ越したんです。借金すると、めっちゃモチベーション上がるんですよ。頑張らな!って。自分の環境なんか必要ならいつでも変えるぞっていう、前向きさが持てるようになりました。今回のアルバムでも、攻めたい!という気持ちがあって、1曲目の『センチメンタルフィーバー 〜あなたが好きだから〜』は、ベースのジョンBとのツインボーカル、打ち込みメインという、今までのウルフルズにはなかった新しいスタイルに挑戦しました」
 気持ちをストレートに表現した歌詞も魅力だ。3曲目に入っている『ワンツースリー天国』は、「今日までの自分に満足できない。なんて最高なんだ。くよくよすんな」と始まる。
「どうしたら満足って得られるんですかね。みんな人生に何かが足りないと思ってるでしょう。僕の周りにいる成功者たちなんか、十分成功しているのに不動産を買い漁ったりしてて、全然満足してないやん!って(笑)。男は仕事ばかりの毎日だから、仕事の先(終わり)が見えてくると、不安になるんでしょうね。だから仕事を続けるしかない。仕事が無いなら楽器や絵とかに挑戦するのもいい。何かを探し続ければモチベーションも変わると思うんです。だから歌詞の通り、満足できない状態を良いと思えたら、そんなふうに思える自分はめっちゃええやん、ですよね」  50代になり、若い頃にはなかった冷静さや落ち着きが身についたというトータス松本さん。それでも変化を恐れずに、前向きに自分を鼓舞する姿勢は、世の50代男にとって、きっと良い刺激になるはずだ。

Photographs_TAKASHI TSUBAKI. Text_YUKI KATORI.
Stylist_KANAE HORII. Hair&Make-up_SUGO(LUCK-HAIR).


PROFILE

トータス松本

1966年生まれ、兵庫県出身。1988年にロックバンド、ウルフルズを結成。1992年にシングル『やぶれかぶれ』でデビュー。以降、『ガッツだぜ!!』『バンザイ〜好きでよかった〜』など、数々のヒット曲を生み出す。ソロでは俳優としても活躍。現在放送中のNHK大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』に出演中。

INFORMATION

約2年ぶり通算15枚目となる移籍後初オリジナルフルアルバム完成!
ウルフルズ 15th ALBUM『ウ!!!』
2019年6月26日(水)発売
■ 初回限定盤(CD+Blu-ray)5,200円(税別)
■ 初回限定盤(CD+DVD)4,600円(税別)
■ 通常盤(CD)2,800円(税別)


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