東京グルメバトン

東京グルメバトン VOL.20

鳥しき | 目黒

ISSUED | 2018.01

焼き鳥は「人を幸せにする食べ物」 その素晴らしい日本の食文化に 「温もり」と「やさしさ」を添えて。

「炭火焼肉なかはら」の中原健太郎さんからバトンを受け継いだのは目黒にある「鳥しき」の池川義輝さん。ミシュラン一つ星を獲得し予約のとれない焼き鳥店の秘密に迫る。

PROFILE

YOSHITERU IKEGAWA
池川義輝さん

東京下町生まれ。日本の代表的な食文化である焼き鳥を、広く知ってもらうため海外での啓蒙活動を行っている。

「人を幸せにする食べ物」 焼き鳥店を開くために

『日本一予約のとれない焼き鳥屋』と言われる『鳥しき』は目黒駅東口を出て2分程歩いた路地裏に佇む。店構えは 風情があり、一見料亭のように見える。開店時間の18時になると、この時間を待ち構えていた予約客が店内に吸い込まれていく。

07年1月にオーナーの池川義輝さんは、長年の夢であったこの店をオープンさせた。 「幼少の頃から商店街にある焼き鳥屋は、私にとって身近な存在でした。 誰もが美味しそうにほおばる焼き鳥は『人を幸せにする食べ物ではないか』と思い、抽象的でしたがこの道に進みたい、と思いました」。

そして理想の店を作るために、学生時代には友人の実家の店を手伝い、『自分に足りないものを習得するため』にサラリーマンを経験。 焼き鳥店を100軒以上訪れお客様目線の研究にも余念はなかった。 その時に出会えたのが、のちに弟子入りし8年程修業を重ねた中目黒の『鳥よし』だった。

「温もり」と「やさしさ」全てはお客様のための空間で

「27歳で鳥よしに弟子入りしました。簡単な道ではないことは覚悟しました。実際30歳になっても独立はおろか、 焼きの段階までいけませんでした。」

修行を積み、ついに夢を実現し自らの店で歩みだした。素材の良さは折り紙付き。その良さをさらに引き出す”焼き” は池川さんが一人で行っている。

「お客様一人ひとりの召し上 がるスピードと空気感を見て、次はこの串を、と見極めています。お客様には何も意識 することなく、ただ食事を美味しく召し上がっていただきたい。その環境を作り上げる事が、職人としての醍醐味です。 なので、ご予約をいただく時も毎月1日に声が聴ける電話にてお願いしております」と池川さんは言う。

予約を受けた時からその客のことを思う徹底したサービス精神が、この店の「温もり」と「やさしさ」の基礎になっているのだ。

RESTAURANT INFO 店舗情報

  • 鳥しき (とりしき/目黒)

    住所: 品川区上大崎2-14-12 ▶︎MAP
    電話番号: 03-3440-7656
    営業時間: 18:00~23:00
    定休日: 月曜日・祝日

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