東京グルメバトン

東京グルメバトン VOL.32

四季旬采 NAKANO | 三軒茶屋

ISSUED | 2019.01

王道の和食とは一味違う洋食の技術を使い生み出される創作和食

「monoLith」の石井剛さんからバトンを受け継いだのは三軒茶屋の路地裏に店を構える「四季旬采 NAKANO」の店主・中野健(たけし)さん。素材の本当の美味しさを追求しながら、新和食に腕をふるう。

PROFILE

TAKESHI NAKANO
中野健さん

製菓学校を卒業後、製菓店、イタリアン、和食、カフェ、居酒屋等さまざまなジャンルの店舗で現場での経験を積み、紅茶専門店のレストランオープンにあたり総料理長に 就任。フレンチと和食のマリアージュを実地で習得。その 後、代官山でカウンターのみの和食店の立ち上げを任され、2015年に独立して「四季旬采NAKANO」をオープン。

客の顔を見ながら腕をふるう静かな隠れ家のような店

 東急田園都市線・三軒茶屋駅北口から徒歩8分ほど。茶沢通りを進み、路地を入った閑静な住宅街に3年前にオープンした「四季旬采 NAKANO」。天然すっぽんや鰻、蟹などを使った料理が人気の店だ。

 料理の世界に入ったきっかけを、「高校生のときに友人にふるまった弁当やケーキを、おいしい!と喜んでもらえたことがうれしくて」と話す、店主の中野健さん。料理の経歴は少し意外だ。製菓学校からスタートし、イタリアン、和食、カフェ、居酒屋等さまざまなジャンルの店舗で現場での経験を積み、紅茶専門店のレストランオープンにあたり総料理長に就任。フレンチと和食の融合に挑戦した。有名なシェフや先輩に教わることなく、毎日お店でお客さまに喜んでもらえる美味しい料理を作ることを考え、ほぼ独学で学んだという。

「独立する際に、大通り沿いではなく裏通りにこだわっての物件を探していたら、隠れ家のようなこの物件に出合った」という。20席程度の隠れ家は「常にお客さまの顔を見ながら料理を提供できる理想的な空間です」。

苦手な食材をも美味しく素材本来の味を知ってほしい

 素材へのこだわりは人一倍だ。熊本あか牛、北海道江別黒豚、蝦夷鹿、また、一年中かつおを追いかける卸業者から買い付けるかつおもそのひとつ。炭であぶって藁の煙で燻製にした「たたき」は、かつおの味を最大限に生かすため、麹と海苔・ニンニクチップで提供する。

「いい素材を使い、その素材の味を生かすことを常に心がけている」という中野さん。「苦手な食材がある方にも、この店ではぜひ食べてみてほしいとお願いしています。素材の本当の味を知ったらきっと好きになってもらえると思うんです」。

「シンプルに素材を生かす和食と、味を重ねるフレンチとの融合で新しい料理が生まれるのが楽しい」。デザートにはパフェも提供。スポーツ選手などの著名人のほかバトンを渡した石井シェフも客の一人。中野さんの創作和食は料理人をも魅了する。

RESTAURANT INFO 店舗情報

  • 四季旬采 NAKANO (しきしゅんさい なかの/三軒茶屋)

    住所: 世田谷区太子堂3-11-4▶︎MAP
    電話番号: 03-4296-2420
    営業時間: 11:30~15:00(予約のみ)、17:30~23:00(L.O)
    定休日: 不定休

THIS BATON FROM...


SHARE THIS ARTICLE この記事をシェアする

RELATED ARTICLESこちらの記事もおすすめです

GOURMET BATON 東京グルメバトン 記事一覧