横浜グルメバトン

横浜グルメバトン VOL.6

ザ・カフェ | 山下町

ISSUED | 2018.10

9 0年の伝統を背負い料理のひとつひとつに先人からの想いを込めて

「china bistro 八寸」の大槻巧(こう)さんからバトンを受け継いだのはホテルニューグランド内のコーヒーハウス「ザ・カフェ」の長谷信明さん。変化し続ける時代のなかで、変わらぬ“伝統”を守る思いとは。

PROFILE

NOBUAKI HASE
長谷信明さん

高校卒業と同時にホテルニューグランドに就職。宴会場の調理場や当時のメインダイニング「スターライトグリル(1991年まで営業)」、イタリアンレストラン「イル・ジャルディーノ」などでの経験を経て「ザ・カフェ」の6代目 料理長に就任。

30年の時を共に歩み引き継いだ歴史と伝統の味

 昭和2年に開業した、横浜を代表する老舗、ホテルニューグランド。その中に店を構えるコーヒーハウス「ザ・カフェ」には、看板メニューの「スパゲッティ ナポリタン」や「シーフードドリア」など、昔ながらの味を求めて多くの客が訪れる。この店の味を今に守り続けているのが、6代目料理長の長谷信明さんだ。

「子どもの頃からものづくりが好きで、料理人を目指すべく高校卒業と同時に当ホテルへの就職を決めました」。その後は宴会場の調理場や当時の本館メインダイニング「スターライトグリル」など、さまざまな部門で経験を積みながら30年の月日を重ね、「ザ・カフェ」の6代目料理長に就任した。

「料理長に就任したての頃は、先人たちが受け継いできたものを背負うプレッシャーは大きかったですね。昔からいらっしゃっているお客様に『味が変わったね』と言われてドキッとしたこともありました。ただ、この店で美味しいものを提供したいと思えば、自然と伝統の味に集約されていくのかなと思います」。

変わらぬ味を守り続け喜ばれる料理を提供したい

「今はさまざまに料理を進化させる時代ですが、古きよきものを残すことが90年という歴史あるホテルで働くやりがいです。時代とともに変えるべき部分もありますが、絶対に変えてはいけない部分はあると思います」と語る長谷さん。その言葉通り、効率化やコストダウンが求められつつあるホテル業界において、同店は開業時から変わらぬ〝手作り〞を信条としている。「当店では、ポテトサラダなどに使うマヨネーズも手作りしています。料理にかける手間暇は惜しまないという方針を、今でも大切にしています」。

 今後について「変わらぬ味を守り続け、これからもお客様に『美味しい』と喜んで頂ける料理を提供していきたい。それだけですね」と笑う長谷さん。穏やかな瞳の奥に、90年の伝統を背負う責任感と覚悟が見えた。

RESTAURANT INFO 店舗情報

  • ザ・カフェ (ざ・かふぇ/山下町)

    住所: 横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド本館1F ▶︎MAP
    電話番号: 045-681-1841(代表)
    アクセス: みなとみらい線「元町・中華街」駅1番出口より徒歩1分

THIS BATON FROM...


PASS THE BATON TO

SHARE THIS ARTICLE この記事をシェアする

RELATED ARTICLESこちらの記事もおすすめです

GOURMET BATON 横浜グルメバトン 記事一覧