「親をキライにならない
為の家族介護のススメ:
親の介護は愛ある不完璧
でラクになる」
2020/8/16発行
桜梅桃李パブリッシング
超高齢社会では、誰でも多かれ少なかれ親の介護を経験する。親の介護に直面したときに感じる悩みとして、一番に挙げられるのが「大切な親の介護を他人に任せていいのだろうか?」という疑問である。
介護職員の研修・育成を行うアモールファティ代表を務める介護のスペシャリスト・羽吹さゆりさん。20年以上介護業界でキャリアを積んできた羽吹さんは、数年前にご自身の実母を介護し看取った経験を持つ。介護事業者が主催するセミナーで講師を務めることも多く、セミナー後に行われる「相談コーナー」では、「親の介護」に関する悩み相談が殺到するという。
そんな羽吹さんが常に伝え続けていることがある。
「『大切な親でも、介護はあなたがしなくていい』これは、私が20年以上介護に携わってきて気づいたことです」(羽吹さん)。
介護を経験すると直面するさまざまな問題。精神的にも肉体的にも、そして金銭的な負担も多くなる中、親の介護を完璧にこなすことが出来ない自分を責めてしまうことも。「自分の役割を見直し、全てを抱え込もうとせずに頼れる部分はプロに委ねることが大切」と著書の中で訴える羽吹さん。
そんな羽吹さんを講師に迎え、今現在親の介護をしている方や、将来の介護について考えている家族のための無料のオンラインセミナーが開催される。
「多くの方が親の介護に直面すると、心身ともに疲れ果ててしまいます。あんなに大好きだった親を嫌いになり、そんな自分を責め、自己嫌悪に陥ってしまう。これは家族介護における、よくあるパターンです。こうなる前に、ぜひ、まずは私の話を参考にしてください」(羽吹さん)。
大和ハウスライフサポート株式会社は、身のまわりのことができる方を対象としたアクティビティやサークル、イベントを多数ご用意している「ネオ・サミット」(自立型に介護付施設を併設)と、介護を必要とする方を対象とした介護スタッフが24時間常駐している「もみの樹」(介護付有料老人ホーム)を運営しています。