高橋真麻RADIO

#8 歩きたくなる町には、つい入りたくなる個性豊かな喫茶店がある(2021/5/25 放送)

ISSUED | 2021.05

一杯のコーヒーで、じっくりと雰囲気を楽しむ
旅行読売出版社 福崎圭介さんの大人のこだわり

放送日:2021年5月25日

GUEST

小林 英毅さん 渡邊 大将さん

 
福崎 圭介さん

新潟県生まれ。創刊55周年の旅行雑誌「月刊 旅行読売」編集部で、連載「旅する喫茶店」や特集記事の取材・編集を担当。直近では4月発刊の臨時増刊「駅麺紀行」を手掛け、8月末にはこれまでの「旅する喫茶店」を1冊にまとめた書籍を刊行予定。旅先で古い喫茶店をチェックする習性があり、泊まりは湯治場風情の残る温泉宿が好み。趣味は映画・海外ドラマ鑑賞。

高橋

高橋真麻 Radio AFFLUENT 大人のこだわり、今日も始まりました。
さて、皆さんは休みの日はどのように過ごしていますか。お家でゆっくり家族と過ごす方もいれば、散歩に出かけたり、買い物に行かれたりする方もいらっしゃると思います。私は今、子どもが1歳過ぎたぐらいですので、わりとお家で過ごすことが多いのですが、昔はもうとにかく宝塚歌劇が大好きで、「タカラヅカ・スカイ・ステージ」を朝の7時から夜中の3時まで観ていましたね。会社で辛いことがあったり、何か悩んだりしても、宝塚の世界に浸っていると忘れさせてくれるので…。本当でしたら休みの日も世の中の情勢を知るためにニュースを観なければいけないのですけれど、朝7時、それから昼の12時、夕方5時、そして夜の10時と、毎日同じ内容の宝塚ニュースを観ていましたね。懐かしい! 今でも宝塚は好きですけれどね。
今までとは休日の過ごし方も変わってきた昨今ですが、たまには外でゆっくりコーヒーや食事を楽しみたいなどというときもあるかもしれません。ということで、今回は『AFFLUENT』の人気コーナー「旅する喫茶店」編集担当の、旅行読売出版社の福崎圭介さんにお越しいただいております。
福崎さん、よろしくお願いいたします。

福崎

よろしくお願いいたします。

高橋

早速お話を伺っていきたいのですが。この「旅する喫茶店」は『AFFLUENT』で毎月掲載されている人気コーナーなのですが、どういう内容か教えてください。

福崎

はい、ありがとうございます。「旅する喫茶店」は創刊55周年の旅行雑誌、月刊「旅行読売」の人気連載で、『AFFLUENT』と連携して記事をご提供しています。
編集スタッフが取材先で見つけた気になる喫茶店を毎月紹介するのですが、旅先で寄りたくなるような個性的で、地元に根付いた全国各地の喫茶店を案内しています。

高橋

どうして喫茶店の紹介を連載しようと思ったのですか?

福崎

もともと学生時代から喫茶店は好きだったので。

高橋

渋い! 渋い学生ですね。

福崎

そうですね(笑)。住んでいた中央線辺りに古い喫茶店があって、そこによく通っていたのですけれど。社会人になって旅先でも寄ることが多くなって、そういう個性的な喫茶店で地元らしさを感じながら休めるというのは、とても豊かな時間だなと実感しました。旅行雑誌の編集を始めたときに、いつかそういうお店を紹介したいなと思いまして。

高橋

確かに喫茶店はちょっと入りづらかったり、ドアを開けていいものかどうかと悩んだりすることがありますね。

福崎

店によっては敷居が高いとか、昔の名曲喫茶やジャズ喫茶などは入りづらい雰囲気がありますよね。

高橋

こうしてご紹介してくださっていると、確かに入りやすいですね。ちなみに、喫茶店ではどのように過ごされているのですか?

福崎

昔は本を読んだりですとか、ボーッとしたりとか。今ですと携帯を見てしまいますけどね。

高橋

行った喫茶店で必ず毎回、これを頼むというものはありますか?

福崎

基本的にはブラックコーヒーですね。

高橋

へえー。色々なお店に行く方って、その店のおすすめするものを頼む方と、毎回同じメニューで定点観測的に色々な喫茶店の差を楽しむ方がいらっしゃるじゃないですか

福崎

僕はそのお店の雰囲気を楽しむタイプなので、コーヒーを一杯頼んで、長居するような感じですかね。

高橋

福崎さんも取材に行かれるのですか? 取材に行ったり記事を編集したりした中で、印象的な喫茶店はありますか。

福崎

はい。もしよろしければホームページにまとめてありますので、そちらを見ながらお話をできたらと思います。
「たびよみ」という旅行情報サイトを運営しておりまして、毎月喫茶店の紹介記事をアップしています。今現在、連載が90回を超えていますのでその一部なのですが、「たびよみ 旅する喫茶店」で検索していただけると、トピックスページが出てきます。

「たびよみ」では「旅する喫茶店」のバックナンバーを全て見ることができる「たびよみ」では「旅する喫茶店」のバックナンバーを全て見ることができる

高橋

取材記事の一覧がありますね。まず、どの記事から見ていきましょう?

福崎

そうですね。第1回目に紹介した「カヤバ珈琲」などはすごく特徴的で、いいと思うのですけれど。

高橋

この雰囲気もいいですし、私はもうたまごサンドに目がいってしまいます。

福崎

美味しそうですよね、すごくシンプルで。このお店はすごく特徴的で、いわゆる「谷根千」の谷中の大正時代の建物をそのまま残しています。1階はテーブル席なのですが、2階は座敷席で。古民家を活かした空間ですし、人の家にお邪魔したような感覚になります。

高橋

へえー。お座敷の喫茶店は珍しいですよね。

福崎

珍しいですよね。ちゃぶ台みたいなものがあって、すごくくつろげます。
このお店何が面白いかというと、一回お店を畳んで建物がなくなるというときに、地元の有志の方たちが「町のメルクマールとしても、色々な人が集まる場所としてもお店を残したい」ということで、地元のNPO法人が建物を借り受けて、別の事業者が入って、同じメニューを復活させまして。
喫茶店は個人経営の店が多いので、後継者問題でどういうふうに続けていくかというのが一つポイントなのですが、町の人たちが受け継いで、お店が続いていくという良い例だと思いますね。

高橋

それこそ喫茶店は回転率もそんなに良くないですし、単価も高くないですし。だから続けていくのは本当に大変ですよね。

福崎

そうですよね。僕の持論なのですが、歩きたくなる町にはいい喫茶店があると思っていて、そういうお店があるとないとでは全然違うので。このお店はラッキーだったと思いますね。

高橋

では、続いての喫茶店に行きましょうか。「新宿らんぶる」は、私は初めて見ましたけれども、これもまた内装がすごいですね。

福崎

すごいですよ。1階はあまり広くないのですが、地下に降りていくと中2階があって、さらに地下があって、赤い椅子が並んでいてものすごく空間が広がっていて。昔は名曲喫茶ということでクラシックのコンサートタイムがあったらしいのですが、今もBGMでクラシックをかけていて、すごくゆっくりできるお店ですね。入っていくと異空間というか・・・

高橋

この空間は想像できていないから、入っていくと天井が高くて、異次元に来た感じでびっくりしますね。
そしてピザトースト! 喫茶店といえばピザトーストですね。

福崎

ちょっとレトロな感じで。お店の名前が「らんぶる」といってフランス語で「琥珀」を意味するのですが、名前通りのノスタルジックな雰囲気を味わえるお店ですね。

高橋

喫茶店というと京都や名古屋に多いイメージがありますが。京都ですとおすすめはありますか?

福崎

はい。京都は名店揃いですが、高瀬川沿いにある「喫茶ソワレ」も、ものすごく個性的です。

高橋

なんだかこのお写真ですと、ライティングがちょっと不思議な感じ・・・

福崎

そう、ライティングが青いのです。東郷青児の美人画がその青い光に浮かび上がるような感じで。なかなか青いライティングの喫茶店はないですよね。

高橋

喫茶店どころか、飲食業界で青いライティングはあまりないですよね。

福崎

どうしてライティングを青にしているかというと、オープンのときに専門家の人から「色彩論的に、青い光は女性を美しく見せる」とアドバイスがあったらしくて。

高橋

なんと! 全国の飲食店はライトを青にすべきではないですか? あともう一つ、電車内のライトも青にしてほしい! 最近はコロナ禍ですから飲みに行けないですけれど、飲み会帰りの煌々と明るい電車で顔を見られたときの「化粧は崩れているし酔っ払っているし、こんな蛍光灯で照らさないでよ」という感覚。夜の電車はライトを青にしてほしいー!

福崎

怪しい(笑)怪しい気がする・・・

高橋

そうか、怪しいから駄目か(笑)そうですね。

福崎

その青いライティングがすごくユニークでインスタ映えするということで、最近は若い方にも受け入れられて、ファンがついているそうです。

高橋

わざとらしく作られた空間ではなくて、歴史とそのマスターの思いなどが自然にあるものだから、いいですね。

福崎

そうですね、何か哲学みたいなものを感じますね。

高橋

いやー、
深いですね。まだまだお話を伺いたいのですが、時間となってしまいました。
本日は「旅する喫茶店」編集担当の、旅行読売出版社の福崎圭介さんにお越しいただきました。福崎さん、ありがとうございました。

福崎

ありがとうございました。

「旅する喫茶店」はアフルエントで好評連載中「旅する喫茶店」はアフルエントで好評連載中

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「高橋真麻RADIO AFFLUENT 大人のこだわり」は、ラジオ日本で毎週火曜日23:45〜24:00の15分番組です。
次回6月1日の放送では、「Audiさいたま新都心Audi Sportのお姉さん」のこだわりをおうかがいします。

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