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東京グルメバトン VOL.96

Le Ginglet|飯田橋

発行: 最終更新日:

こだわり抜いた素材と酒で シンプルな美味しさを提供する

神楽坂の蕎麦専門店「生蕎麦 い志井」の大森聡義さんからバトンを受け継いだのは飯田橋の純米酒とナチュラルワインの店「 Le Ginglet」の有澤貴司さん。
居酒屋ならではの、ジャンルレスで自由な美味しさを追求する。

Text_SAYAKA NAGASHIMA. Photographs_YASUHIRO TAKEDA.

共通の知人を通じて知り合った有澤さんは、職人肌の料理人。料理とお酒への情熱に溢れ、お店もとても素晴らしいです。
生蕎麦 い志井|大森聡義さんより

Profile

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有澤貴司さん

岡山県出身。西麻布の名店「OHARA ET CIE」など都内のフレンチレストランで約8年修行した後、ホテル、日本料理店、ラーメン店、焼き鳥店などで多彩な経験を積む。2016年に独立し、「Le Ginglet」 をオープン。

旨い料理にジャンルは関係なく、とにかく旨いものは旨い。そんなシンプルな哲学を体現する店がある。飯田橋に店を構える純米酒とワインの店「Le Ginglet」だ。

オーナーシェフの有澤貴司さんは、フレンチの名店「OHARA ET CIE」などで修行を重ねた、正統派フレンチ出身。しかし、有澤さんがオープンしたのは敢えての居酒屋だ。メニューには「自家製サラミ盛り合わせ」「エゾ鹿のカツレツ」「季節の土鍋ご飯」など、バリエーション豊かな料理名が並ぶ。

「フレンチやイタリアンのシェフでも、日本人なら仕入れた魚を見て『この魚は醤油で食べた方が美味しそう』と一度は考えたことがあると思います。じゃあ、なぜそれができないのかというと、料理のジャンルが違うから。だったらジャンルって必要あるのかな、と思うんです。それよりもお客様に美味しいものを食べて喜んでほしい、そういう哲学やイズムの方が重要だと思ったので、ジャンルに縛られない居酒屋にしました」

有澤さんが大切にしているのは「シンプルに素材の美味しさを感じられる料理」だ。それゆえ素材選びの際には生産者の元へ足を運び、育った環境や素材に込めた思いを自ら見極める。猟師も仲買人も、長年にわたり付き合いのある、信頼の置ける業者ばかりだ。さらに、この店を特徴づけるのが酒の豊富さだ。壁一面のワインセラーには常時2000本のワインが並び、全国から厳選した日本酒も揃えている。

「ビジネスだけを考えれば、在庫を抱えずに酒屋さんから届いたものをその日のうちに提供する方が効率がいい。でも、飲食業の根本はお客様に喜んでいただくことです。料理と飲み頃のお酒をピタッと合わせて、楽しんでいただきたいんです」

アラカルトもあるが、初めての場合はさまざまな料理を味わえるコースがおすすめだという有澤さん。ジャンルを問わず、シンプルに旨い料理と酒を楽しみたいときに訪れるべき店だ。

有澤貴司さん

RESTAURANT INFO店舗情報

  • Le Ginglet
  • Le Ginglet
    (る じゃんぐれ/飯田橋)

    電話番号: 03-6261-6233
    住所: 東京都新宿区神楽坂6-8
    ▶︎MAP
    営業時間: 18:00~23:00(L.O.22:30)
    休業日: 月曜日・日曜日
    料金: コース 7,800円(税込)~

 

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1組2名様

●ご利用期限:2025年3月29日(土)
※除外日あり、お飲み物代は含まれません
下記URLからご応募ください。
応募締切:2024年11月4日(月・振)

応募フォーム

※2024年11月5日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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