高齢化が進む社会の課題「ウェルビーイング」
「ウェルビーイング(Well-being)」という単語を目にすることが、めっきり増えた。語源はwell(よい)とbeing(状態)の組み合わせ。身体的、精神的、社会的に満たされた状態を表す概念だ。人生100年時代の日本社会で、どのようにシニアライフの「ウェルビーイング」を維持するかは大きな課題となっている。「バランスの取れた食事」「適度な運動」「十分な睡眠」で「身体」を維持するのは当たり前。精神的な部分と社会的な部分を充実するのが難しいとされてきた。
「ウェルビーイング」に配慮した、高齢者向けのホームが数多くある中で、今回はベネッセスタイルケアが運営する有料老人ホームの『アリア』の取り組みを紹介する。ベネッセスタイルケアでは全7シリーズ展開し、その最上位の位置づけとなるのが『アリア』シリーズ。居住性とデザイン性を大切に、これまでの暮らしのグレードやステイタスにふさわしい「住まい」を追及した有料老人ホームだ。「誇りある人生を『アリア』とともにー。」をコンセプトに、日々の生活に新たな刺激と生きがいをもたらし、いつまでも自分らしくいきいきと過ごせるよう、健康寿命の延伸を目指している。
住まう人の品格とステイタスを保持し、社会性を意識した立地環境


『アリア』は、一番町、松濤、恵比寿、六本木などの都内有数の高級住宅地にこだわり、都内に22ホーム展開。憧れの街ではなく、自宅周辺や職場など馴染みのあるエリアに点在し、これまでの生活の質を維持しながら生活を継続していくことを
重視している。
意匠をはじめ、細部のディティールにまでこだわったインテリアと住空間。居心地のよさと快適さにも配慮し、「施設」というよりもホテルのような快適さと心地よさを兼ね備えているのも特徴だ。
アクティブシニアのために誕生した社交の場【リミテッド倶楽部】

誇り高く生きるために、これまで歩んできた人生にふさわしい舞台をー。
アクティブシニアが、これからもいきいきと健やかな毎日をお送りいただくことを目指し、ベネッセの『アリア』では【リミテッド倶楽部】という社交の場を用意している。
「老人ホーム」と聞くと、閉鎖的で自由のない暮らしのイメージを抱く人も多いが、【リミテッド倶楽部】には、都内22か所の『アリア』を横断した交流が広がっている。健康寿命を延ばすという考えに賛同した一流の講師陣による、社交ダンスや音楽、ゴルフ、旅行、料理、俳句、詩吟などの本格的な学びを深めながら、ホームの垣根を超えた新たな出会いと刺激が生まれる。
その倶楽部活動の成果を発揮する舞台として、定期的に「お披露目の場」を設けているのが特徴の一つだ。外部会場を貸切にしたコンサート(音楽倶楽部)をはじめ、男性スタッフにエスコートされて煌びやかに舞うダンスパーティ(社交ダンス倶楽部)、秀逸作品を披露する園遊会(詩吟、俳句、日本画、陶芸などの文化倶楽部)などがある。さらにゴルフや旅行など、好きなことをあきらめずにこれからも続けられる環境を用意している。
そういったお披露目の場(目標)があることで、日々の意欲や活力が生まれ、健康寿命の延伸につながるよう目指しているという。お披露目で耀くお母様をご覧になったご家族様からは「母の人生で今が一番充実している」「母があんな風に笑うなんて、初めて見ました」と驚かれることもしばしば。
『アリア』が目指すのは、その方本来の「自分らしさ」を耀かせながら、「誇り」や「尊厳」を保持できるように支えていくことだという。
これまでの人生にふさわしい本物志向の【リミテッド倶楽部】


『アリア』のホーム長曰く、「ご入居者様の生きがいや新しい挑戦を愉しみ続けていただく環境を創出したい。サービスを提供する側として、常にニーズや声に向き合いながら、ご入居者様はもちろん、ご家族様も一緒に愉しめる機会を創出している。」と話す。
とある日、旅行倶楽部で出かけたのは、重要文化財の旧前田家本邸を貸切にしたサロンコンサート。「こんな素敵なところに、久しぶりに親子揃ってコンサートに来ることができてうれしかった」とご家族様も愉しんでいただけたという。
また、料理倶楽部の親子でシェフに学ぶ企画では、「こうやってまた母と一緒に料理できるなんて思いもしなかった。50年ぶりの料理、本当に愉しかった」とご家族様にも大変喜ばれたという。
何歳からでも新たに挑戦できる社会環境を目指して


【リミテッド倶楽部】を通して、ご入居者様がどのようなことをしたいのか、どのような想いがあるのか、ご本人様とじっくりとお話をうかがい、活動目標を定めているそうだ。
実際に倶楽部に参加されてからのご入居者様の発言や気持ちにも変化がみられ、「ダンスのステップを覚えたいから次回のレッスンまでに練習したい」「次回のコンサートでも立って歌うために体力をつけたい」など、目的が明確になったことで新しいことに挑戦するきっかけとなったり、プラスに働いたりしている。
『アリア』では、看護・介護・リハビリの多職種が連携しながら、その方だけのオーダーメイドのおもてなしをご提案。お気持ちに寄りそい、潤いに満ちた暮らしをサポートしている。
人は何歳になっても人とつながり自分の周囲に社会を築いていく。有料老人ホームは、いわば、小さなコミュニティだ。【リミテッド倶楽部】は22か所の『アリア』をつなげご入居者様と関わる社会を膨らませる。そして、「お披露目」という自己実現の場を提供し続けながら「ウェルビーイング」を実現していく。
『アリア』の【リミテッド倶楽部】は、あなたのより良い人生とこれからの社会に向けたベネッセスタイルケアからの新しい暮らし方の提案になるだろう。

