もっと詳しく知りたいTopics
低価格ワインの生産が主流だったチリワイン業界で、一早くプレミアムワイン造りに挑んだコンチャ・イ・トロ社は、今やチリ最大のワイナリーだ。その創業者であるドン・メルチョー氏の名を冠した「ドン・メルチョー」の魅力とペアリングについて、日本の食文化を、物語のある空間・料理・おもてなしの心で届ける、六本木うかい亭の宮地佑樹さんに伺った。
素材の味を引き立てるシンプルな焼き物とのペアリング
「ドン・メルチョーは、1987年のファーストヴィンテージのリリース以来、その確かな品質により、多数の一流レストランにオンメニューされたり、海外のワイン専門誌や評論家に高く評価されるなど、確固たる地位を築いてきたワインです」（宮地さん）。
「カシスやブラックベリー、コーヒー豆、針葉樹といった香りと、チリらしい果実味由来の甘みが第一印象ですが、上質なタンニンと豊かな酸が上手くまとめてくれています。過度に濃すぎず、とても綺麗に造られているため、素材の味を引き立てるシンプルな味付けのステーキや、煮物や焼物とのペアリングがお勧めです」とセレクトしてくれたのが、最高級黒毛和牛のランプステーキだ。
豊かで繊細な味わいは上品は和食とも好相性
「ボリューム感のある黒系の果実味と豊かな酸を基調とした繊細な味わいが、上品な脂質の甘味、赤身の旨味、余韻の長さと溶け合います。また、ドン・メルチョーは繊細な和食とも好相性なので、『鰻の筒焼き』との合わせでもお勧めしています。炭火で焼いた鰻の香ばしさや山椒の風味が、カベルネ・ソーヴィニヨンらしいハーブ香やスパイス香と良く合います。凝縮感のある果実味由来の甘みが、特製のタレと合わせた鰻の味わいを引き立ててくれます」（宮地さん）
「ファインワインを世界から」
日本リカー株式会社
1963年の設立以来、業界に先駆けて日本のワイン愛飲家に世界最高峰のワインを紹介。品質にこだわり選び抜いた「世界の銘醸産地のトップブランド」を輸入販売している。日本リカーが扱うファインワインの多くは、庫内温度を15度に保ったリーファー（定温）コンテナで輸入。生産者のワインセラーから倉庫まで、定温管理の下で行われている。またファインワインを50年以上取り扱ってきた経験から蓄積した独自の基準で、ラベル、キャップシール、コルクの状態、瓶の状態、中味の状態など約30項目の検品。難しい中味の検査も、にごり・異物などの異変を逃さない熟練の検査員が確かめている。外観については世界一厳しいと言われる日本の外観基準で選別。機械任せにしない、人の目によるきめ細かな検品作業を実践している。
日本リカー株式会社
〒103-0016
東京都中央区日本橋小網町2-5 キリン日本橋ビル
Tel.03-5643-9770
Fax.03-5643-9779
