ここ数年で飛躍的に進歩しているがん治療。手術、放射線、化学療法の三大療法だけでなく、患者自身で治療法を探し選べる時代になってきた。そんながん治療の最前線で、“‘頼れるクリニック”として評判なのが「表参道総合医療クリニック」だ。
お話を伺ったのは
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表参道総合医療クリニック
院長
田中 聡先生大阪医科大学医学部医学科卒。湘南鎌倉総合病院、NTT東日本関東病院、稲波脊椎関節病院、森山記念病院を経て、2023年3月に表参道総合医療クリニックを開院。日本脳神経外科専門医。脊椎脊髄外科専門医、日本脊髄外科認定医、テストステロン治療認定医、厚生労働省指定オンライン診療研修終了。
「がん遺伝子治療」「光免疫療法」がん治療の最前線
患者一人ひとりに合わせた専門性の高いオーダーメイドの医療を提供している「表参道総合医療クリニック」。がん治療の標準治療では思うような効果が得られなかった患者や、がんの再発を防ぎたいという患者などを経験豊富な専門医による最新の治療によってサポートしている。
同院で行っている最新のがん治療のひとつが、特許を取得している「がん遺伝子治療」だ。がん細胞を正常化させる治療法で、個々のがんの特性に合わせた個別化治療ができ、難治性のスキルス胃がんや5年生存率が最も低いすい臓がんステージ4などの進行がんにも対応可能だ。
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細胞には、誤った遺伝子情報のコピーを抑制するプログラムが組み込まれている(がん抑制遺伝子)。このがん抑制遺伝子が傷ついてしまうということで、壊れた遺伝子のコピーが繰り返され「がん細胞」が発生する。
がん遺伝子治療とは、このがん抑制細胞を点滴投与することで、本来身体に備わっているがん抑制機構を再度働かせる治療法。
主要ながんを抑制する遺伝子やがん細胞を選択的にアポトーシス(細胞の自死)へと誘導する遺伝子、細胞周期を停止(細胞の増殖を抑制)し細胞老化を誘導する遺伝子などの組み合わせで、一人ひとりに適した治療を行うことができる。
そしてもうひとつが、がん治療におけるよ“第5の治療法”と言われている「光免疫療法」である。これまでの手術や化学療法と違って正常な細胞を傷つけることなく、がん細胞をピンポイントで攻撃すると同時に免疫細胞を活性化。自らの力でがん細胞を抑制・縮小させることができるため、手術では治療が困難な頭頸部のがん治療にも対応でき、世界中から注目されている治療法である。
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がん細胞のみに付着する薬剤を投与した後に光(近赤外線)を照射することで、薬剤が光に反応してがん細胞だけを破壊する治療法。2020年9月に世界で初めて日本で承認され、2021年1月には手術などでは治療が困難な難治性再発頭頸部がんに限り保険適用されている。
光免疫療法ではがん細胞だけをピンポイントで壊すため、免疫細胞を含めた正常な細胞を傷つけることはない。また、がん細胞を破壊した際に細胞外に放出されるがん細胞の目印(抗原)を免疫細胞が認識し、遠隔病巣にも攻撃を行う「アブスコパル効果」も期待される。
このほか、がんの再発や進行を止める「腹腔内化学療法」など、症状や希望に応じて最適な選択肢を提案してくれる。
「日々進化を続けるがんの最新治療を誰もが身近に、また安心して選べる・受けられるクリニックを目指しています。がん治療に少しでも不安や悩みがある方々には気軽に相談してほしいですね」と田中聡院長。
田中院長率いる経験豊富な専門医の手にかかれば、『がんはあきらめる病気ではない』と自信を持って言えそうだ。
最先端の研究から生み出され
確かなエビデンスに基づいた
専門性の高い医療を提供
今年3月に開院したクリニック。痛みの総合クリニックとして、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアを日帰り手術で受けられるほか、頭痛・腰痛・膝痛・肩の痛み・頚部痛など日常でよくある痛みにも対応。また進化を続ける再生医療、がんの最新治療を誰もが身近に、また安心して選べる・受けられるクリニックを目指している。
痛みに対応した日帰り手術
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PLDD法
(椎間板ヘルニアレーザー)
レーザーを椎間板内の髄核に照射することで、椎間板を縮小させる。神経の圧迫を軽減することで痛みを改善する治療。施術に要する時間は一箇所あたり15〜30分程度で、院内の滞在時間も数時間程度。
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PODD法
(経皮的オゾン椎間板減圧術)
背中側より針を刺し、その針の先からオゾンと酸素を混合したガスを注入することで、椎間板ヘルニアの容量を減少させる。神経の圧迫が軽減され、痛み・しびれといった症状の改善が期待できる。
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PED
(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)
直径7mmの微小内視鏡で行う手術で、炎症している部分へ針を直接差し込み、手術を行うPED。メスで皮膚を大きく切開する必要がなく、周りの組織への影響を最小限に留められる。
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PEL
(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)
脊柱管狭窄症に対して行う内視鏡下手術。身体への負担の少ない低侵襲手術。硬膜麻酔下での手術が可能なので、全身麻酔ではリスクが高い高齢の方でも手術が可能だ。
先端の再生治療
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PRP療法
(多血小板血漿)採取された自身の血液中にある血小板の濃度を高めて「PRP(多血小板血漿)」をつくり、身体の傷んでいる部位に注入。その修復を促す治療で、腰椎椎間板ヘルニアや変形性関節症などに有効。
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幹細胞治療
自身から採取した脂肪細胞をもとに幹細胞を培養し、患部に注射することで傷ついた組織を修復する再生治療。加齢による身体的生理機能の低下やスポーツ外傷などによる運動器障害などに効果が期待できる。
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虚血性血管治療
自身の脂肪から幹細胞を培養し、これを静脈内に点滴投与する治療。幹細胞および細胞がつくる成長因子やサイトカインが、ダメージを受けた脳の組織の修復を促進。脳血管障害治療後の脳のダメージ修復に用いられる。
そのほか、薬による痩身治療や
美容点滴などにも対応。
整形外科、脳神経外科、腫瘍内科、内科
表参道総合医療クリニック
tel.03-6805-0328
- 診療時間10:00-19:00
※最終受付時間18: 00(初診の方)まで
※再診の方は18: 30 まで休診日:水・木・祝日 - アクセス東京メトロ「表参道駅」より徒歩5分
- 住所東京都渋谷区神宮前5-46-16
イル・チェントロ・セレーノ1階