東京グルメバトン

東京グルメバトン VOL.30

自然派薬膳鍋らかんか | 新橋

ISSUED | 2018.11

“自然派”を追求しながら味の完成度にもこだわった比類なき薬膳鍋に出会う

「割烹 山路」の畠山義春さんからバトンを受け継いだのは新橋に店を構える「自然派薬膳鍋らかんか」の森田健司さん。ストイックなまでに“自然派”を貫くその想いとは。

PROFILE

KENJI MORITA
森田健司さん

バーテンダーとして飲食業界に入り、新日本橋や渋谷で飲食 店を複数経営。その後、「ワビサーレ」、「銀座らんぷ」など 自然派料理のレストランを立ち上げ、今年3月に「自然派薬 膳鍋らかんか」をオープンした。「以前、店に野菜を卸して くれた農家さんの野菜を味見して、その美味しさに衝撃を受 けました。それが自然派料理に目覚めたきっかけですね」。

各人のペースで味わえる一人サイズの本格薬膳鍋

 新橋駅から徒歩5分、路地裏に佇むビルの地下に降り扉を開けると、カウンター5席、4人掛けテーブル3つを設えた落ち着いた空間が広がる。壁には、ガラスの瓶に入った良姜やクコの実、陳皮などの漢方食材やスパイスがずらり。ここは自然栽培野菜や自然派肉を使用したオーガニック料理の専門店「自然派薬膳鍋らかんか」だ。

 これまでいくつも自然派料理のレストランを立ち上げてきた店主・森田健司さんが提供するのは、薬膳鍋がメインの「All Mixコース」をはじめとしたコース料理の数々。注目すべきは鍋のスタイルで、同店の鍋は各人ごと1人前ずつ提供される。

「元々は漢方やスパイスで豚肉を煮こんだマレーシア料理『肉骨茶』を提供するお店を考えていました。それがたまたま訪れた鍋料理の店でアイデアが湧き、現在のスタイルになったんです」。各々がそれぞれのペースで食べられる一人鍋は、客からの評判も上々だという。

安全な食材へのこだわりと美味しさを両立

「飲食店を営む以上、当たり前のこととしてお客様に安全で安心なものを提供したい」と語る森田さん。コースで提供する約30種類の具材は、山梨の契約農家から仕入れた自然栽培野菜を中心に使用。肉は厳選した自然放牧のラム肉や松阪豚、自然放牧短角牛などを仕入れている。

 さらに、森田さんのこだわりは素材選びだけに留まらない。「〝自然派〞の料理と聞くと、どうしても頭だけで理解して食べようとする人が多い。でもどんなに身体によい料理でも、味が伴っていなければ意味がないと思うんです」。森田さんは味の探求もストイックに行い、グラム単位で調味料の配合を調整して現在の味に辿り着いた。 

〝百聞は一見に如かず〞というのは、いつの時代も真理だろう。自然派料理というものは頭で考えるよりもずっと身近で、ずっと美味しいものだということを教えてくれる店だ。

RESTAURANT INFO 店舗情報

  • 自然派薬膳鍋らかんか (しぜんはやくぜんなべ らかんか/新橋)

    住所: 港区新橋5-9-7 第19大協ビルB1F▶︎MAP
    電話番号: 03-6264-5174※完全予約制
    営業時間: 11:30~14:00(6名以上の予約のみ)、17:00~23:00(当日分受付は17:00まで)
    定休日: 日曜、祝日、年末年始(団体の貸切営業に限り応相談)

THIS BATON FROM...


SHARE THIS ARTICLE この記事をシェアする

RELATED ARTICLESこちらの記事もおすすめです

GOURMET BATON 東京グルメバトン 記事一覧