日本の四季を取り入れた 正統かつ斬新なタイ料理
中目黒のイタリアン「Ristorante Cascina Canamilla」の岡野健介さんからバトンを受け継いだのは
目黒の「タイ料理 みもっと」のみもっとさん。
季節の食材とタイの地方料理を組み合わせた、独創的なコース料理を提供する。
Text_SAYAKA NAGASHIMA. Photographs_MASAMI OHIRA.
イメージを覆す、馴染みやすいタイ料理です。とがっているようで柔らかく、それでいてインパクトもある、魅力的な料理と人柄です。
Ristorante Cascina Canamilla|中目黒 岡野健介さんより
Profile
みもっとさん
茨城県出身。 2011年にタイ・バンコクに移住し、現地の調理学校でタイ料理を学ぶ。帰国後は辻調理師専門学校を経て、2013 年より横浜・都内にてタイ料理教室「おいしみ研究所」を主宰。2019年6月に「タイ料理 みもっと」を開店。2023年5月旗艦店となるタイ料理店「MOT(モット)」を京都オープン。
タイ料理のおまかせコースと聞いて、その内容を即座に想像できる人は多くないだろう。日本で知られているタイ料理には「トムヤムクン」「パッタイ」「タイカレー」などがあるが、どれも庶民的な料理という印象が強い。
しかし「それはタイ料理のほんの一面です」と語るのは、目黒の「タイ料理 みもっと」のオーナーシェフ・みもっとさんだ。
「日本でポピュラーなタイ料理は屋台料理が中心です。しかし中華料理にも町中華と高級中華、地方料理があるように、タイ料理にも魅力的な宮廷料理や地方料理があります。それをもっと皆さんに知ってほしいんです」
みもっとさんとタイ料理との出会いは、夫の赴任に伴うタイへの渡航がきっかけだった。
「それまでタイ料理はどちらかといえば苦手でした。でもせっかくタイにいるのだし、と料理教室に通い始めたら『こんなに美味しいものだったとは!』と感動してしまって。もっと本格的に学びたいと思ったんです」。
その後は5ツ星ホテルの料理教室にも通い、料理の幅を広げた。
同店では日本の四季とタイの地方料理とを掛け合わせたコースを月替わりで提供する。
「例えば冬は生野菜が少なくなるので、フレッシュリーフなどのタイハーブをあまり使用しないタイ中華や、タイ南部の料理が中心です。旬の食材からインスピレーションを得て料理を考えるほか、味付けも季節ごとに変えています」
2023年5月には、タイ料理店「MOT(モット)」を京都にオープンした。
「アットホームな東京のお店とは別に、正統派のレストランをやってみたいとずっと思っていました。そのため『MOT』は新店ですが旗艦店としています」
現在は毎週京都と東京を往復し、ライフワークである料理教室も主催するなど、精力的に活動しているみもっとさん。料理にスパイス以上の力強さを感じるのは、その情熱があってこそだろう。繊細でありながらパワフルさを秘めたタイ料理を味わってみてほしい。
RESTAURANT INFO店舗情報
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タイ料理 みもっと
(たいりょうり みもっと/目黒)住所: 東京都目黒区目黒1-24-7 1F ▶︎MAP 営業時間: 17:30~22:00
※コースは17:30~と20:00~の完全予約制休業日: 毎週日・月・火曜日 料金: コース14,300円(税込・サ別)
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●ご利用期限2024年5月31日(金)迄
※除外日あり、平日限定 ※お飲み物代は含まれません
ご希望の方は下記応募フォームからご応募ください。
応募締切 2024年1月8日(月・祝)まで