正統派のビストロ料理とワインをゆったりと楽しめる寛ぎの空間
神田のフレンチ「Yaoyu」の鳥海智史さんからバトンを受け継いだのは広尾のビストロ「YOSHIDA HOUSE」の吉田佑真さん。シェフおすすめのワインとアラカルト料理で、ほっとできるひとときを。
Text_SAYAKA NAGASHIMA. Photographs_MASAMI OHIRA.
吉田さんの優しく真面目なお人柄が、料理と店の雰囲気そのもの!骨格があり優しい味わいのビストロ料理を遅い時間まで楽しめます。
Yaoyu|鳥海智史さんより
Profile
吉田佑真さん
熊本県出身。20歳で地元にてフレンチの道に入り23歳で上京。鮮魚店で1年ほど修行を積む。その後は代々木「レストラン キノシタ」でサービススタッフからスーシェフまで上り詰め、表参道「ビストロ・ル・マン(現サンクアベニュー)」では6年間にわたりシェフを務めた。2019年に「YOSHIDA HOUSE」をオープン。
東京メトロ日比谷線「広尾駅」近くの明治通り沿いにある、落ち着いた雰囲気の一軒家ビストロ。その名も「YOSHIDA HOUSE」。オーナーシェフの吉田佑真(ゆうしん)さんは「本当はビストロらしくフランス語の名前を考えていたのですが、地域に密着したお店にしたかったので、気軽に足を運んでいただけるようこの名前にしました」と話す。
吉田さんは代々木の名店「レストラン キノシタ」などで経験を積んだフレンチ一筋の料理人だ。メニューには鮮魚のカルパッチョや鴨のコンフィなど正統派のビストロ料理が並ぶ。
「僕がフランス料理を好きな理由は、例えば丸鶏をガラまで全て使い切るなど『無駄がない』点にあります。僕自身も常にそれを心がけていて、形が不揃いな野菜なども味は変わらないため、分け隔てなく使っています」
店名と同様にコンセプトも明快で「食事とワインを楽しむ」こと。そのため酒を嗜める客のみを対象としており、料理はアラカルトのみ。そのほとんどが2人前以上とボリュームたっぷりだが、1人での来店時には量の相談にも柔軟に対応可能だ。
「雇われシェフ時代には、原価率を少し上げればお客さんの満足度も上がるのに』と思うこともありました。独立した今は、自分の好きなようにやって、お客様に喜んでいただきたい気持ちで取り組んでいます」
リストにはきってのワイン好きという吉田さんのおすすめが並び、相談すれば料理に合わせておすすめをセレクトしてくれる。
素材の仕入れは豊洲がメインだが、今後は地元の熊本・天草地方の食材も使っていく予定だといい、すでに天草黒牛を使ったメニューも始めている。「地域の方々をはじめ、いろんな方に愛されるお店作りをしていけたら」と笑顔で語ってくれた。
吉田さんの人柄に内装も相まって、まさに自宅にいるような居心地の良さを感じられる。ワインと美味しい料理でひと息つきたい日に立ち寄りたくなる一軒だ。
RESTAURANT INFO店舗情報
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YOSHIDA HOUSE
(よしだはうす/広尾)電話番号: 03-5860-2139 住所: 東京都渋谷区広尾5-20-5
▶︎MAP営業時間: 18:00~26:00(L.O.24:00) 休業日: 日曜日、不定休(月2回) ※サービス料なし、22時以降の来店は代金の10%を加算
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●有効期限:2025年5月31日(土)
※1組2名様のご利用に限ります ※除外日あり ※お酒が飲めない方のご利用不可
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応募締切:2025年1月5日(日)
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