TOP MAGAZINE東京グルメバトン 横鍋JAPAN|阿佐ヶ谷

東京グルメバトン VOL.99

横鍋JAPAN|阿佐ヶ谷

厳選食材を自由な発想で新たな日本料理へと昇華

広尾のビストロ「YOSHIDA HOUSE」の 吉田佑真さんからバトンを受け継いだのは 阿佐ヶ谷の日本料理店「横鍋JAPAN」の内田洋介さん。 全国各地から独自のルートで食材を仕入れ、多彩なアイデアで提供する。

Text_SAYAKA NAGASHIMA. Photographs_MASAMI OHIRA.

料理に誠実な内田さん。コラボイベントを行う間柄ですが、日本料理に他ジャンルの技法を取り入れるなど柔軟な発想が勉強になります。
YOSHIDA HOUSE|吉田佑真さんより

Profile

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内田洋介さん

熊本県出身。23歳でミシュラン三つ星の日本料理店で修行を開始し、後に二つ星「日本料理 晴山」で経験を積む。晴山のオーナーとの縁でシンガポールの日本料理店「鍋SEIZAN」の料理長に就任。2021年より「横鍋JAPAN」の料理長として腕を振るう。

名は体を表すとされる一方、名前の印象に惑わされてはならないケースもある。阿佐ヶ谷の「横鍋JAPAN」は、日本料理店としてはややインパクトのある名前だが、店で腕を振るうのは、都内のミシュラン三つ星店やシンガポールの一流店で修行を積んだ内田洋介さん。

「開店当初はカウンター席で水炊きを提供する店だったのでこの名が付けられましたが、私が料理長に就任してからは鍋料理に留まらず、本格的な日本料理のコースをご提供しています」

同店最大の特徴は、食材への徹底したこだわりだ。豊洲市場を一切介さず、オーナーと内田さんが全国を巡り、厳選した食材だけを仕入れている。

「仕入れ力においては、都内でもトップクラスだと自負しています。魚は福岡や金沢、北海道など全国7ヶ所から仕入れ、野菜は金沢産を中心に必要に応じて取り寄せています。また、メインで使っている石川産のラム肉は国内でも0.01%程度しか流通していない希少なもの。これだけの食材を惜しみなく使い、この価格で提供できる店はなかなか見つからないと思います」

料理に合わせる酒のラインナップも豊富で、特にワインに関してはフレンチレストランに匹敵するほどの品揃えを誇る。

「オーナーがワインを樽ごと買い付けるほどのワイン通で、そのため『ワインに合う日本料理』をコンセプトにしています。最近ではジャンルの異なる飲食店とのコラボイベントなども積極的に行い、新たな楽しみ方をご提供しています」

今後は内装のリニューアルとともに店名を変える可能性もあるが、信念は変わらない。

「日本料理は近年、価格が高騰しており、『何にお金を払っているのかわからない』という声を聞くこともあります。敢えて豊洲を通さないメリットを価格面に反映しながら高品質な食材をご提供し、お客様に満足していただけるお店づくりを続けていきたいです」

内田洋介さん

RESTAURANT INFO店舗情報

  • 横鍋JAPAN
  • 横鍋JAPAN
    (よこなべじゃぱん/阿佐ヶ谷)

    電話番号: 03-3398-7123
    住所: 東京都杉並区阿佐谷南 3-37-11 スマイルホテル東京 阿佐ヶ谷1F
    ▶︎MAP
    営業時間: 17:00~24:00 (L.O. 23:00)
    休業日: 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、不定休

 

横鍋JAPANの「横鍋の会席コース(15,000円)」を抽選でプレゼント

1組2名様

●有効期限:2025年6月29日(日)
※除外日あり、お飲み物代は含まれません
下記応募フォームからご応募ください。
応募締切:2025年2月2日(日)

応募フォーム

※2025年1月7日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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