変わらぬデザインと機能性まさにポロシャツの元祖
Photographs_HIDE NOGATA.
フランスの伝説的テニスプレーヤーであるルネ・ラコステ氏が引退後、当時フランス最大のニット製造会社のオーナー社長アンドレ・ジリエ氏とともに1933年に創業したプレミアムカジュアルブランド「ラコステ」。トレードマークになっているワニは、“くらいついたら放さない”という彼の粘り強いプレースタイルから付けられたニックネームからきているそうだ。ポロシャツの原型といえる「L.12.12」は、当時からのデザインと機能性を受け継ぐ変わらぬスタイルで、色あせぬ存在感を放ち、世界中に多くのファンを持っている。
ポロシャツは、スポーツシーンやカジュアルスタイルにはもちろん、ジャケットをはおればビジネスシーンでの着こなしも可能なほど汎用性が高いことが大きな魅力だ。特に定番の白は清潔感があり、落ち着いた色から華やかな色合いの個性的なボトムスとも好相性で品よく着こなせる。さらに独自の縫製技術によって立ちやすく型崩れしにくい襟は、顔周りをすっきりと見せてくれるため小顔効果も期待できてしまうのだ。さまざまなボトムスと合わせやすい絶妙な着丈、天然の貝ボタン、加えて吸汗性と通気性に優れた綿100%の鹿の子素材は、細い番手の糸で織られているため、やさしい風合いと肌触りで一年を通して快適な着心地を楽しめる。型崩れしにくく、洗濯しても生地が硬くなりにくいことも愛され続けるゆえんである。
襟付きのポロシャツは、見た目も涼しげで夏のドレスコードとしても使い勝手のいいアイテム。ぜひコーディネートに取り入れておしゃれを楽しんでほしい。