モンブラン／スターウォーカー ウルトラブラック プレシャスレジン 万年筆

独創的かつ大胆なアイデアを表現する漆黒の万年筆

Photographs_HIDE NOGATA.

　高級筆記具の代名詞といえば「モンブラン」だろう。過去には、ケネディ大統領やエリザベス女王、三島由紀夫、松本清張などが愛用したことでも知られており、すでに所有しているという方も多いのではないだろうか。

　モンブランは、1906年に“手書き文化に革命を起こすツールを作りたい”というビジョンのもと設立された万年筆ブランドだ。以降100年以上にわたり、高い技術力とクラフトマンシップを活かし、優れた商品を世に送り続けている。

そのモンブランの定番コレクションとして人気の「スターウォーカー」に昨秋、新しいモデル「ウルトラブラック」が登場し人気を博している。

“星の中を歩く”というロマンチックなネーミングの「スターウォーカー」は、モンブランの中でも現代的なスタイルに伝統的な技巧を融合した、洗練されたデザインが人気のコレクションだ。今回発売された「ウルトラブラック」は、モンブランにとってアイコニックな色“黒”がキーカラーとなっており、マットな質感のボディに、ブラックルテニウムという高硬度で腐食に強い金属で仕上げられた首軸やクリップが美しいコントラストを作り出している。また、キャップ端の半透明のドーム部分には、お馴染みの白い星型のエンブレムが浮遊するかのように浮かびあがり、シックな印象を与えてくれる。

もちろん、ステータスアイテムとしてだけではなく、書き心地においても一切妥協が無いのがモンブランだ。通常万年筆は使用する環境や条件によって紙の引っかかりなどがおこるが、モンブランの万年筆はペン先が気温や気圧の変化に影響され難く、かつほこりや乾燥からインクの補給システムが保護される設計で不具合とは無縁だ。また、究極の書き心地を実現するために製作には100以上の工程があり、熟練の職人が紙の上をニブ（ペン先）が滑る音までチェックしているというから、万年筆愛好家がこぞってモンブランを求めるのも納得である。

デジタル化が進んでもアイデアをまとめたり、思考を整理する際にはペンを使うというビジネスマンは多い。心地よい書き味に高いデザイン性を加えたこの万年筆なら、いつも以上のいいアイデアが閃くに違いない。