MINI
Cooper 3 Door

遊び心のあるスタイリッシュなプレミアムコンパクトカー

20世紀を象徴する名車として知られるMINI。日本では本国を凌ぐ人気があり、現在も輸入車新車登録台数モデル別において8年連続ナンバーワンに輝いている。

1959年にイギリスのブリティッシュ・モーター・コーポレーション（1986年ローバーに改名）によって開発されたMINIは、小さなボディに大人4人が乗れるスペースを確保するため、トレッド幅を広くし、低い位置にシートとエンジンを配置。そのダイレクトなハンドリング性能によるゴーカートのような独特の乗り味は「ゴーカートフィーリング」と呼ばれ、MINIの代名詞となった。その後レースやラリーでの活躍もあり、MINIは運転が楽しい車というイメージが定着。2001年にBMW傘下に入って以降もその魅力は衰えず、今なおファンに愛され続けている。そして今年、MINIが約10年ぶりにフルモデルチェンジし話題となっている。

第四世代となる今回の3ドアモデルには、初のBEVモデル2車種が追加され、エンジンモデル2車種と合わせ計4モデルがラインナップ。そして、3ドアモデル全てにCooperの名が与えられた。内外装の刷新とともに最新の運転支援システムなどが搭載されたが、持ち味のゴーカートフィーリングは健在。コクピットは完全デジタル化され、情報表示はヘッドアップ・ディスプレイと完全な円形有機ELディスプレイ化されたセンター・ディスプレイのみという潔さだ。さらに、カスタマイズ可能なLEDシグニチャー・ライトが備わるなど、MINIらしいギミックも新たに導入され、まさに新世代を感じさせてくれる仕上がりだ。もちろん、ホイールやミラーの変更、ステッカーを貼るといった遊び心あるカスタマイズパーツも従来通りで、自分好みのMINIに仕上げられる。

時代の変化とともに柔軟に対応をしながら進化をし続けているMINI。改めて走る楽しさを思い出させてくれる、そんな刺激をくれる一台だ。