誕生から50年。時代に左右されない独自のデザインと機能性が人気のサンダル
Photographs_HIDE NOGATA.
猛暑が予想される今夏。気楽に履けて快適に過ごせるサンダルの出番は多くなりそうだ。そこで今回は、今夏も大活躍間違いなしの定番ロングセラーアイテム、BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)の「ARIZONA(アリゾナ)」をご紹介。
BIRKENSTOCKは、「ARIZONA」などの高機能なサンダルを手掛けるドイツの人気フットウェアブランドだが、その歴史は意外と古く、およそ250年前に創始者であるヨハン・ビルケンシュトックが、公文書に「臣民の靴職人」として登録されたのが始まりだそうだ。以降、ビルケンシュトック家は足の健康を考えた靴づくりとインソール“フットベッド”の開発に従事していくことになる。
1963年には、今日のビルケンシュトックスタイルの基となった初のフットベッドサンダル「MADRID(マドリッド)」を発売。解剖学に基づいて作られたデザインは疲れにくく、コルクやラテックスといった天然素材を使ったフットベッドは、地面からの衝撃を吸収し長時間の着用でも足を快適にサポート。60年経った今でもその基本的なデザインは変わっていない。そして1973年、創業200年を祝して誕生したのが「ARIZONA」である。当初は医療用として販売されていたが、サブカルチャー愛好者やイノベーターの目に留まり、瞬く間にベストセラーとして人気を博していく。
甲を覆う2本のバックル付きストラップは自身の足に合わせて調整できるため、程よく足をホールド。履き込んでいくことで、より自分の足にフィットする一足となる。またシンプルなデザインは様々な服装との相性も抜群で、その汎用性の高さも長く愛され続ける人気の理由となっている。
休日のラフなスタイルに合わせるなら、合わせやすいスタンダードなカラーがおすすめ。ぜひ夏のコーディネートに取り入れて楽しんでみてほしい。