TOP MAGAZINE 「今まで聞いていた音は何だったのか」… 圧倒的な没入感と臨場感、新たな「音」の世界へ

「今まで聞いていた音は何だったのか」…
圧倒的な没入感と臨場感、新たな「音」の世界へ

日々の暮らしを豊かにするためには、何が必要だろうか。美味しい食事、洗練されたインテリア、自分にあった香り…。好みに合った高いクオリティのものを体験すると、それらがいかに生活を潤し、なくてはならないものであるかを感じるはずだ。そうした五感を刺激するさまざまなものの中で、意外と忘れられがちなのが、「音」。好きなアーティストの最新曲を聴くとき、仕事をしながらリラックスできる音楽を流すとき、週末に映画の世界に浸るとき、あなたが耳にしている「音」は果たして十分に吟味された、洗練されたものだろうか。そもそも音の違いを感じたことがない、という方に是非足を運んでもらいたいのが、オーディオのパイオニアとして質の高い音を提供し続けている音響機器メーカー・KEFが東京の青山にオープンした多目的スペース「KEF Music Gallery」だ。

オーディオというと、細かなこだわりを持つ一部のコアなファンが楽しむ世界と思われがちだが、実はそうではない。KEFでは、コアなファン向けの製品から手軽に高いクオリティの音を楽しめるものまで、幅広い層に支持される多様なラインナップを取り揃えており、Music Galleryでは自身の好きな音楽で実際にその音を体感することができる。

「オーディオ初心者」の編集部担当者が圧倒された驚きのサウンド、KEFのオーディオの魅力について、お伝えする。

足し算引き算なし、そのままの音を再生するKEFのスピーカー

「KEF Music Gallery」は建物全体が巨大な透明スピーカーに見立てられており、2つの体験型ギャラリースペースと3つの異なるサウンドルームを備えている。KEFのスピーカーからヘッドフォンに至るまで幅広い製品にアクセスして実際に音を体感し、質の高いサウンドの世界に浸ることができる場所だ。

「隅から隅まで再生し、リスナーに届けたい」と語るのはKEF Music Galleryの星野店長。「低音を効かせたり、高音を響かせたり、メーカーによってさまざまな特徴がありますが、足し算引き算なしの自然体、そのままのサウンドを再生することに徹底してこだわっているところがKEFの特徴です」。

「The Gallery」
1階にあるThe Galleryは、お客様が最新のKEF製品の試聴をしたり、ブランドの最新情報やイベントについていち早く知ることができるスペースです。

「The Studio」
ビルの2階に位置するThe Studioでは、イベントやエキシビジョン、ブランド・イマージョン・セッションなどを開催、クリエイターがポッドキャストを録音したり、ライブストリーミングを行ったりするスペースとなります。

「The Wireless High-Fidelity Lounge」
KEFのLS Wireless Collection が一堂に集まったワイヤレス・ハイフィデリティ・ラウンジでは、お客様に家庭用オーディオの未来を体験していただけます。

「The Extreme Theatre」
究極のホーム・エンターテイメント体験であるエクストリーム・シアターには、KEFの最上級カスタムインストール・スピーカーをスクリーン背後と天井、壁に埋め込み設置。くつろいだ雰囲気の中でカスタムホームシネマのセットアップを体験することができます。

「The Ultimate Experience Room」
これまでにないHiFiオーディオを体験できるように作られています。KEFのフラッグシップモデルである高さ2メートルのMUONが設置され、お好きな音源でそのアーティストが意図したサウンドをディテールまでお楽しみいただけます。

音を忠実に再現するハイ・フィデリティ・サウンドによって、幅広い層に受け入れられやすいというのがKEFの特徴の一つだ。

一般にオーディオの世界では、アメリカブランドのスピーカーは低音が響く迫力あるロックやジャズといった音楽向け、高音域をきれいに再生するヨーロッパブランドのスピーカーはクラシック向け、というのが定説だ。

一方でKEFの位置づけは、いわゆる「中間」。録音された音をそのまま再生するというコンセプトを掲げ、スピーカーで音に味付けをしないため、長年いろいろなスピーカーで音を聞いてきたファンからは「疲れないサウンド」という感想がよく寄せられるそうだ。

アクティブスピーカーの常識を変えたLS60 Wireless、その魅力は

違いがあると想像はつくものの、良いスピーカーを使うだけで、そこまでに何かが変わるものなのか━。オーディオの世界にそれほど詳しくない人は、そうした率直な疑問を抱くだろう。

しかし実際に、テレビだけの音とスピーカーを通した音を聞き比べると、違いは歴然としているという。「テレビに内蔵されているスピーカーは、基本的には音をきゅっと画面の中に入れてしまう作りなんです。そのため、特に低音域が薄くなり、音の広がりが無くなってしまいます。テレビだけで音を聞いていて物足りないときはお隣などを気にしながら音量を上げると思いますが、ボリュームを上げてもスピーカーがなければうるさくなるだけです。スピーカーを使うと音が大きくなってしまうと思われがちですが、実は逆で、音がしっかりと聞こえやすくなるため、スピーカーを使った方が全体的な音量を下げることができるはずです」。

中でも、「ゲームチェンジャー」と業界内部からも驚きを持って評価されているのが、ワイヤレス HiFi スピーカー「LS60 Wireless」だ。

LS60 Wirelessは筐体内部にアンプを内蔵した「アクティブスピーカー」と呼ばれるタイプのスピーカー。オーディオの世界では、アンプを外付けするパッシブスピーカーこそ真のオーディオシステムとされ、アクティブスピーカは一段クオリティが下がると認識されてきた。LS60 Wirelessはそれまでの常識を打ち破り、アクティブスピーカーでありながら高いサウンドクオリティを生み出す実力がコアなファンにも受け入れられた。

KEFでは、低音域を再生する大きなスピーカーと高音域を再生する小さなスピーカーが同じ場所にマウントされている。例えば水面の違う場所にそれぞれ石を落とすと、生まれた水紋はぶつかって乱れ、消えてしまう。しかし、同じ場所に大きさが違う石を入れた場合、水紋は一つの場所からきれいに広がりお互いを邪魔しない。この作りによって、KEFでは濁りのない音を実現可能にしているという。

「今まで聞いていた音は何だったのか」…驚愕の臨場感と没入感

実際に、ギャラリーでLS60 Wirelessを視聴してみた。文字にするのは難しいのだが、ひと言で言うと「今まで聞いていた音はなんだったのか」というのが素直な感想だ。目の前でアーティストが演奏していると錯覚してしまうような圧倒的な臨場感、心地よいサウンドに包まれて浮遊しているかのような没入感…素人ながら、音の厚みや奥深さというものが存在するのだということを思い知らされた。この音を知らないまま過ごしていくことも可能だろう。しかし、一度体感してしまうと、もう知らなかった以前には戻れないという気持ちすら湧いてくる。

音のクオリティに加えて、アクティブスピーカーであるLS60 Wirelessは、省スペースで設置可能なコンパクトな作り、価格帯や一般的な家庭でもなじむ外観などによって、コアなファン以外の一般層にも受け入れられている。より多くのオーディオのファン層を獲得しその魅力を広く伝えている。サウンドを楽しむための個別の部屋を用意できない家庭でも、リビングに設置して家族で高いクオリティの音を楽しむことが可能だ。見た目にも洗練されているこだわったデザインで、インテリアの観点で他の製品と見比べても選ばれる一品となっている。

星野店長「オーディオは、一部のマニアの方々だけのものではありません。誰でも日常的にテレビで動画や映画、ライブなどを楽しんだり、ストリーミングで音楽を聴いたりしているはずです。ぜひ、実際のサウンドを体感し、素晴らしい音の世界があるということを知っていただきたいと思います」。

新たな「音」の世界を体感し、豊かな生活を

より本格的なサウンドを楽しみたいという人には、KEFのフラッグシップモデルである高さ2メートルのスピーカーを通して自分の好きな曲を再生してHiFiオーディオを体験できるサウンドルーム「The Ultimate Experience Room」や、KEFの最上級クラスのスピーカーをスクリーン背後と天井、壁に埋め込み設置した部屋で究極のカスタムホームシネマのセットアップを体験することがきるシアター「The Extreme Theatre」もおすすめだ。

また、ギャラリーではクリエイターがポッドキャストを録音したり、ライブストリーミングを行ったり、音をテーマにしたイベントなども開催されている。

誰でも手軽に素晴らしいサウンドを体験できるKEF Music Gallery。オーディオのコアなファンはもちろん、「音」による豊かな生活に興味がある方は、是非一度足を運んで、新たな音の世界を味わってみてほしい。

【KEF Music Gallery Tokyo】
アクセス / 〒107-0062 東京都港区南青山5丁目5番6号
電話番号 / 03-3409-2150
営業時間 / 11:00 〜19:00
KEF Music Gallery Tokyo
(外部サイト)

※2024年11月14日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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