美しさと実用性を兼ね備えた “押しごこち”のよい印鑑
印鑑を押す。それは「書かれた内容に合意する」という意思表示であり、大切な商談や契約などの際に必要となることも多いだろう。しかし、印鑑自体にこだわっている方は意外と少ないのではないだろうか。ケースから取り出し押印する。そんな単調な作業をわくわくする新しい体験に変えてくれる印鑑を紹介したい。
日本工芸の粋を集めたオリジナルブランドを展開する創業70年以上の老舗台木メーカー・株式会社はせがわは、「押す」という行為にフィーチャーした印鑑「OW:(オウ)」を3年以上の試行錯誤の末に生み出した。
印鑑は押印した際の印影が丸いことから、ほとんどが円柱形だが、この「OW:」は指先に心地よくフィットするよう、指がふれる3点が美しく滑らかにくびれたデザインとなっており、まるで指に吸い付くかのような一体感と心地よい感覚が味わえる。この形状により押す際の圧力が分散され、ブレることなく押印することが可能。押した際の印影はくっきりクリアに写し取られ、押す者の決意の強さまでも伝えるかのようだ。
また側面がくびれてカーブし、印面にほど近い部分はさりげなく内側に反る形をしているため、印鑑を置いた際も朱肉が紙に付く心配がない。その上、転がりにくく、デスクから落下してうっかり服や床を汚してしまうこともないのが嬉しい。
もちろん素材にもこだわっており、ボディーは古くから銘木とされ正倉院の宝物にも使用されている希少な黒檀から削り出し、伝統工芸士による本漆塗りを施している。また印面のデザインは、一級彫刻師による手書き手彫り。機械彫りにはない唯一無二の美しい彫刻は、まさに世界にひとつだけのものとなる。
日本工芸の「粋」を感じさせる美しさと機能性が両立した「OW:」。ぜひその“押しごこち”を自身の手で確かめてみてほしい。