つい目で追いたくなる、かなり気が利くロボット掃除機
Texts_SAYAKA NAGASHIMA. Photographs_HIDE NOGATA.
日々の家事負担を軽減してくれるロボット掃除機。今では数多くのブランドから販売されているが、その源流のひとつがアイロボットの「ルンバ」だ。
アイロボットは1990年にマサチューセッツ工科大学(MIT)で人工知能の研究をしていた3人の科学者によって共同設立された。2002年に初代ルンバを販売開始し、今や世界で5000万台に上る販売実績をもつ。そんな同社のノウハウとテクノロジーを結集させたのが「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」だ。
同モデルの特筆すべき点は、これまでネックだったロボットのメンテナンスを自動化したことだ。たとえば掃除中に水拭き用の水が不足すると、ステーションに自動で戻り、給水、充電、モップパッドの洗浄、ゴミ収集を行う。全てが完了すると、中断した場所から掃除を再開する。お手入れほぼ不要で、毎回フレッシュなパッドで水拭き掃除を行えるのだ。
さらに吸引力や清掃力も大幅にアップした。吸引と水拭きを同時にできるほか、汚れを検知する能力は従来の最大8倍にアップ。廊下や玄関など汚れが多い場所は走行回数を自動的に増やす。専用のアプリからは、トイレやキッチンなど特定エリアの水拭き後に、自動でステーションに戻りパッド洗浄するよう設定できるなど、水拭き掃除の需要が高い日本の家庭にマッチした仕様となっている。
これほどの機能を有しながら、高級感あるデザインでインテリアを選ばない。すでにロボット掃除機を持っている人でも、新たに迎え入れたくなるモデルだ。