写真提供:一般社団法人 南丹市美山観光まちづくり協会
京都市街から車で約一時間半、今も昔も変わらぬ生活が守る茅葺民家の絶景。
自然と共に生きる暮らしの“豊かさ”に触れる。
自然と共に生きる暮らしの“豊かさ”に触れる。
150年以上もの時を超えて住民たちの生活が守り続けた日本の原風景
深緑が美しい里山の麓、まるで昔話のような茅葺屋根の民家が建ち並ぶ「美山かやぶきの里」。集落にある家屋のうち約40棟が茅葺で、多くは江戸~明治に建てられたという。しかも、そのほとんどが今も人が暮らす民家だ。集落には共同の茅場があり、茅葺屋根に使うススキは住民が世話をして育てている。春から夏に育ったススキを秋冬に刈り取って茅場で乾燥させ、春になれば乾燥した茅をしまう。そんなふうに、この地ではススキとともに一年が巡る。この「茅採取」と「茅葺」の技術は、令和2年にユネスコ無形文化遺産にも登録された。こうした昔と変わらぬ暮らしこそが、この美しい景観を守り続けている。物語のワンシーンのような絶景の中に、人々の生活の息づかいが聞こえてくる。
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美山民俗資料館
住所: 京都府南丹市美山町北中牧4 電話番号: 0771-77-0587 休業日: 月曜日(12~3月)、お盆、年末年始 料金: 大人300円/小・中学生 無料 URL: https://miyamanavi.com/sightseeing/Miyama-Folk-Museum