TOP MAGAZINE特集 ゴージャスに満喫する大人のイタリア 隠れ家スパ・リゾートに憩う

ゴージャスに満喫する大人のイタリア 隠れ家スパ・リゾートに憩う

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玉手箱のように魅力あふれるイタリアを、
より贅沢に、よりゴージャスに満喫する大人のイタリア旅。
デスティネーション・スパに憩う究極のラグジュアリー・バカンス。
Text_KUMIKO ASAOKA.

デスティネーション・スパでゆったりと過ごす贅沢な時間

食、アート、ファッション、そしてショッピング…、イタリアを旅する楽しみは尽きない。しかし、たまには隠れ家的なデスティネーション・スパでゆったりと過ごす贅沢な時間というのを旅の目的としてみてはいかがだろうか。
イタリアのミネラル豊富な大地から湧き出る湯を楽しみ、地の食材を楽しみ、そして近郊の街の魅力をゆったりと味わう――。今回ご紹介するデスティネーションは、どの施設も隠れ家的ながら、少し足を延ばせば、観光名所にもリーチできる極上のリゾート。しばし、喧騒を離れ、自然の中での優雅な滞在を楽しむ。そんな大人のバカンススタイルを提案しよう。

「ボルゴ・イグナシア」のスパ「Vair Spa」。デスティネーション・スパならではの数日間にわたる徹底したスローセッションを体験できる。熱い湯と冷たい水に交互に浸かり新陳代謝を高める“ローマ風呂”はぜひお薦めしたい。

Borgo Egnazia
イタリアで最も新しいスタイリッシュなスパ・リゾート

ボルゴ・イグナシア

2000㎡のエキゾチックなスパ空間

南イタリア、プーリア州。長靴のかたちをしたイタリアの〝かかと〞の部分にあたる州だ。
ローマから国内線で約1時間。ブリンディシ空港から車で約30分。アドリア海側に位置する風光明媚な街ファザーノにあるイタリアで最も新しいスパ・リゾートとして世界中から熱い視線を浴びているのが「ボルゴ・イグナシア」だ。

プーリア州に古くから存在した大農園(マッセリーア)という伝統の集落のかたちをスタイリッシュに再現したリゾート施設は、五つ星の洗練に加え、ユニークさがあるのも魅力といえる。広い敷地に足を踏み入れるだけで壮大な歴史ロマンに浸れるのもこのホテルの醍醐味だ。

さて、お目当てのスパ施設は、本格的なローマ風呂施設を持つ2000㎡の空間を誇る。プーリアの地の素材をふんだんに活かしたオイルやエッセンスを用いて五感を癒すインナーデトックスのセッションや、16種類にもおよぶボディマッサージなど、各種トリートメントを通して内なる幸福を導きだす。デスティネーション・スパならではの数日間にわたる徹底した〝スローセッション〞の愉悦に浸るひととき。せっかくならヨーロッパの人々のように3週間から一カ月ほどゆったりと滞在したいものだ。

1.プーリア伝統の素朴でエキゾチックな空間に癒される。2.荘園風のレジデンス型やヴィラ型、モダンなシティホテル型など様々なスタイルの客室がある。写真はシティホテル型。

Hotel Data

ポンペイ・スタイルの古代ローマ浴場にインスピレーションを受けたスパ空間。

Byblos Art Hotel
イタリアらしい〝遊び心〞を満喫しよう

ビブロス アートホテル ヴィラ・アミスタ

赤ワインの名産地にたたずむユニークなスパ・リゾート

ヴェローナの街から車で20分ほど、ヴェローナとガルダ湖の中間地点に位置する「ビブロス アートホテル ヴィラ・アミスタ」は、赤ワインの名産地、ヴァルポリチェッラの懐にたたずむ16世紀のヴィラだ。その外観は極めて瀟洒だが、内部は驚くばかりのモダン&コンテンポラリーアートに満ち溢れている。
スパももちろんユニーク。モザイクの床とアーチ形の天井が印象的な〝ポンペイ・スタイル〞の古代ローマ浴場にインスピレーションを得た空間はまるで舞台芸術だ。瞑想に耽るもよし、思いに耽るもよし、癒しとともに独創的なアイディアに出合えるかもしれない。
極彩色のスパとアート。そして、シグニチャー料理と名ワインのマリアージュに舌鼓を打ちつつ、イタリアらしい〝遊び心〞を五感で堪能したい。

16世紀のヴィラの内部はモダン・コンテンポラリーアートに満ち溢れている。

Hotel Data

古代ローマの温泉施設にインスピレーションを得たスタイリッシュでデザイン性あふれる「QC Termeroma」。

QC Termeroma
ゴージャスな旅の締めくくりにローマで温泉を

QCテルメローマ

フライト前の特別なひとときを盛り上げてくれる愉楽のスパ

復路がローマ発日本行きの便ならば、旅の総仕上げにローマのエアポートの近くにあるラグジュアリーなスパ・リゾートで、文字通り〝ローマの温泉〞を満喫してみてはいかがだろうか。
イタリアのハブ空港、ローマ郊外のフィウミチーノにある国際空港は、近年改装されたばかりで一日いても飽きないくらいパワーアップしている。だが、極上のイタリア旅を目指すなら、空港で時間を費やすなどということはせずに、空港から車で7〜8分の距離にある「QC テルメローマ」に直行しよう。
「QC テルメ」(テルメはイタリア語で〝温泉〞の意)は、ローマのみならず、かの有名なサン・ペッレグリーノやドロミテ、ヴァッレ・ダオスタなどの保養地、そして、トリノやミラノなどの大都市で、それぞれのロケーションにふさわしいスパの楽しみ方を提案している。もし、イタリア各地域のスパや温泉地の魅力をさらに探求したいなら、さまざまな土地の「QC テルメ」を体験してみるとよいだろう。

リラクゼーションルーム(左)、サウナ(右)。どの空間もデザイン性抜群で、そこにいるだけで高揚感に満たされる。
降りそそぐ太陽を間近に感じながら、天然のソラリウムを堪能できる絶好のロケーション。

さて、「QC テルメローマ」は、〝心身ともに健康であるための集いの場〞という古代ローマの温泉施設のコンセプトをそのままに受け継ぐスケールの大きさが特徴だ。ジェットバスもヴィシーシャワーもサウナもいわゆる一般的な温浴施設のスペック以上のロマンを感じさせてくれる。どの空間もデザイン性抜群で、身を任せて浮遊感を楽しんでいるだけで高揚感に満たされる。その非日常性だけで十分に体内を活性化させてくれるのだが、これがフライト前の特別な時間だと思うと、逃避行感も相まってテンションもマックスに上がる。
ここが知る人ぞ知る、ローマでも最も美しいビーチの一つにあげられるフィウミチーノの海岸近くというロケーションも魅力だ。1万㎡を誇る敷地内の庭園では、燦々と降りそそぐ太陽を間近に感じながら、ローマの松の空気感に癒されつつ、天然のソラリウムを堪能できる。デイスパのみの利用も可能だが、ホテルも併設されているので、ぜひイタリア最終日の一泊にお薦めしたい。

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※2021年11月30日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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