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東京グルメバトン VOL.64

Convivio | 北参道

発行: 最終更新日:

食材への愛情が生み出す楽しさと驚きに満ちた奥深いイタリアン

「Sincère」の石井真介さんからバトンを受け継いだのは北参道のイタリアンレストラン「Convivio」の辻 大輔さん。
旬の食材で季節感あふれる独自のイタリアンを表現する。

Words_RIE ISHII
Photographs_KIYOSHI TSUZUKI

Profile

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辻 大輔さん

1981年生まれ、京都府出身。通っていた進学校への反発心から2001年に渡伊。トスカーナやミラノのレストランで修行を積み2006年に帰国。その後、白山「Volo Cosi」を経て、2009年に渋谷の「biodinamico」のシェフを務める。2012年新宿に「Convivio」を開き、2015年北参道へ移転。

 閑静な住宅街の角地に建ち、趣のあるドアが印象的な「Convivio」。イタリア語で“饗宴”を意味するという。
「人々が集い、料理や酒を味わいながら、共にその時間を楽しんでいただきたい」。そう語るオーナーシェフ辻さんの思いが込められている。

 辻さんが供するのは、修行を積んだトスカーナの伝統的イタリアンをベースにしながらも、国産の旬の食材をふんだんに用いた、日本の豊かな四季を感じることができるコース料理。

 「イタリア産の食材に固執していた時期もありました。でも、国内の生産者さんといい関係を築いていくなかで、生産者の顔が見える食材を使い自分のフィルターを通して料理を表現しようと考え方が変わりました」

 今ではエシカルな食材を選択することにも情熱を注いでいる。たとえば、持続可能な漁業を認証する「MSC認証」の岡山県虫明産の牡蠣や、障害を持つ人たちが無農薬や無化学肥料で栽培している野菜なども積極的に使用している。
「SDGsやサステナブルに配慮した食材で、僕たちが今、食べている美味しいものを次の世代にも伝えたいという思いがあります。しかし、まず何より、良質で味がいいものでなければ意味がありません」と美味しさに対する妥協はない。

 祝日ランチ・ディナーのコースの締めは定番メニューのラザーニャ。もちもちの食感ばかりが強調されがちだが、辻さんのラザーニャは具材とソースに一体感があり、のど越しを楽しめる逸品。何度来ても楽しめるように週ごとにアレンジをし、メニューを組み立てている。

 常にお客様や環境への心配りを忘れない辻さんのおもてなしは、まるで友人の家に招かれた時のような、そんな温かい気持ちにさせてくれることだろう。

食材への愛情が生み出す楽しさと驚きに満ちた奥深いイタリアン

独創性と遊び心でお客様が思わず笑顔になる料理を振る舞う。日本の海と水産資源を守る「Chefs for the Blue」に参加するなど食材を守る活動にも注力。

RESTAURANT INFO 店舗情報

  • Convivio(こんゔぃゔぃお/北参道)
  • Convivio(こんゔぃゔぃお/北参道)

    住所: 渋谷区千駄ヶ谷3-17-12カミムラビル1F ▶︎MAP
    電話番号: 03-6434-7907
    営業時間: ランチ12:00〜14:00 (月〜金L.O 12:30/土、祝日L.O 12:00) ディナー18:00〜22:00(L.O 19:00)
    休業日: 日曜日・第2月曜日
    URL: http://convivio.jp

 

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