東京グルメバトン VOL.70

自然派ワインと共に味わう独創性あふれる中華料理

「てのしま」の林 亮平さんからバトンを受け継いだのは清澄白河の中華料理店「O2」の大津光太郎さん。
既成概念にとらわれない唯一無二のモダン中華を提供する。

Words_TOMOMI KATO
Photographs_KIYOSHI TSUZUKI

大津さんの料理はオリジナリティが魅力。ワクワクするレストランです。開店時期も近く、公私共にお世話になっています。
てのしま|青山一丁目 林 亮平さんより

Profile

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大津 光太郎さん

東京都出身。調理師専門学校では当初フレンチを志すも「一番美味しくできたのが中華だった」と中華に転向。卒業後は東京・赤坂の「トゥーランドット臥龍居」に入り、15年の経験を経て2018年3月に「O2」を開店。

清澄白河駅からほど近い住宅街の一角にある中華料理店「O2」。オーナーシェフ大津光太郎さんが「あえて中華らしくない雰囲気を目指した」というように、一見するとお洒落なカフェのような雰囲気で、「大津」の名字に由来する「O2(オーツー)」という店名も中華を感じさせずユニークだ。

“中華らしくない”店の佇まいと同様、O2の料理はいわゆる王道の中華とは一線を画している。「中華の食材、調味料、技法のうちどれか一つは必ず使う」と決めた上で、ハーブや柑橘類、クスクスなど中華に馴染みのない食材も柔軟に取り入れている。アプローチは自由奔放。しかしながら、皿の上ではそれぞれの味が絶妙なバランスでまとまり、口に含めばそれは確かに中華料理なのだ。

「大切にしているのは香りと余韻。例えばミントやディルなどのハーブを使うことによって、後味がふわっと軽くなります。中華料理は『重い』『味が濃い』というイメージを持たれがちですが、私が意識しているのは『抜け感』です」

そんなオリジナリティあふれる料理に合わせるのは、大津さんも昔から好きだというナチュラルワインだ。ワインの繊細な風味が失われることのないように、料理には辛みやしびれといった刺激の強い味付けを避けているという。

「せっかくなら、ここでしか味わえない料理を楽しんでいただきたい。お客様の満足を追求しながら、現状に留まることなく常に前進を続けたいですね」

季節の食材を取り入れたおまかせコースは、訪れる度に新しい驚きを提供してくれるはずだ。肩肘張らずカジュアルに、中華の奥深さを堪能したい。

O2(おーつー/清澄白河)

RESTAURANT INFO店舗情報

  • O2(おーつー/清澄白河)
  • O2(おーつー/清澄白河)

    住所: 東京都江東区三好2-15-12 峯岸ビル1F ▶︎MAP
    電話番号: 03-6458-89880
    営業時間: 17:00~22:00(L.O.)
    休業日: 不定休
    料金: おまかせコース 6,000円、11,000円(すべて税別)

 

※2022年8月2日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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