写真提供:小千谷市
海の柏崎、川の長岡とともに、越後三大花火に数えられる「山の片貝」。
江戸後期から続く〝花火祭り〟を体験する。
江戸後期から続く〝花火祭り〟を体験する。
“花火のまち”で200余年続く伝統のまつり
笑いあり、涙あり、人生の思いを花火に託す
世界最大級の四尺玉が打ち上がる「片貝まつり」。重さ420㎏の花火玉が空高く打ち上がり、町全体を揺るがすような音とともに直径800mの大輪が視界いっぱいに広がる大迫力の一瞬は、一度見れば忘れられない。
しかし、この祭りの魅力は四尺玉だけではない。正式名称「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」の名が示す通り、2日間で打ち上がる花火はすべて〝奉納花火〞である。結婚、子どもの誕生、健康祈願、追善供養など、片貝では人生の節目に花火を神社に奉納する風習があり、打ち上げ前には「すくすく元気に育て!」「おじいちゃんいつまでも元気でね」など思いを込めたメッセージが読み上げられる。花火を通じて誰かの人生に思いを馳せる――そんな心温まる花火体験をぜひ味わってほしい。
開催情報
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日時: 2024年9月13日(金)、14日(土) 場所: 新潟県小千谷市片貝町 花火打ち上げ予定数: 15,000発(2日間) 観覧席: 当日券あり(浅原神社境内) お問合せは、片貝町煙火協会(0254-84-3900)まで
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