TOP TREND EYE 見えない“敵”から身を守る! コロナ禍で注目された新技術とは?

見えない“敵”から身を守る! コロナ禍で注目された新技術とは?

3年間にわたるコロナ禍で、私たちのライフスタイルは大きく変化した。「おうち時間」が長くなり、より安心して、より楽しく、より健康的に家での時間を過ごす人が増えた。そんななか注目された、見えない“敵”から身を守るふたつのテクノロジーをご紹介。アフターコロナも引き続き、安心・安全なおうち時間を過ごすためにも、ぜひ注目したい。

ウィルス・花粉対策に! “光触媒”搭載の空気清浄機

“換気”の補助策としての空気清浄機

2020年から3年にわたり、新型ウィルスが世界各国で猛威を振るい、多くの人が生活スタイルを変えざるを得ない状況に追い込まれた。当初感染予防のためには、手洗いや消毒を習慣づけるとともに、3密(密集・密閉・密接)を避けることが推奨されてきた。
なかでも密閉への対策として、1時間に2回以上、2~3分程度窓を開け空気を入れ替える必要がある。が、高層階の空間や、夏季や冬季などは、換気をするのが容易ではない。中には、換気をしたくない人も多いだろう。窓を空ければ花粉やPM2.5などが部屋に入り込んできてしまう。それらが健康に影響を及ぼす可能性があるからだ。
ウィルスや花粉、PM2.5などはもちろん肉眼では確認しづらいため、室内に持ち込まれて空気中を漂っていたとしても、気づくことは難しい。そこでこれら空気中の物質を取り除くための補助策として、コロナ禍で再注目された。

ウィルス・花粉対策に! “光触媒”搭載の空気清浄機

アフターコロナにも! “光触媒”搭載の空気清浄機

空気清浄機は家庭や店舗、オフィスなどでもよく見かけるようになり、さまざまなタイプがリリースされている。今、空気清浄機を選ぶなら、健康を脅かすウィルスや菌を分解・除去できるかどうかに注目するべきだろう。
空気清浄機は、空気と一緒に、塵やほこり、花粉、PM2.5などを吸い込んで、フィルターに通すことでそれらを吸着させ、キレイな空気を輩出する。このメカニズムの要になっているのが、フィルターだ。
コロナ禍になると、ウィルスやバクテリア(細菌)まで不活化・分解できる“光触媒フィルター”を搭載した空気清浄機が注目を集めた。“光触媒”とは光を吸収して化学反応を促進させる物質のことで、微生物やウィルスを酸化させ、除去することが可能だ。光触媒(酸化チタン)にウィルスやバクテリア(細菌)を付着させ、紫外線(UV-A)を照射することで不活化・分解。二酸化炭素と水に変えて、放散させる。また臭いの元となる物質も除去できるのがポイントだ。
アフターコロナも、“光触媒”搭載の空気清浄機によるクリーンな空気に満たされた安心空間で、心からリラックスしてみてはいかがだろうか。

抗ウィルス・抗菌に “錯体ナノコロイドコーティング”

粒子に微小化した白金によるコーティング

“錯体ナノコロイドコーティング”をご存じだろうか。特殊な被膜でタイルや金属、布などをコーティングし、付着したウィルスや菌などの増殖を抑制し除去できる特殊な技術だ。
“錯体ナノコロイド水溶液”とは、白金(プラチナ/Pt)を4ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)の粒子に微小化し、水溶液中に均一に分散。再結合させない独自技術により液体の成分を安定化させた液体だ。この“錯体ナノコロイド水溶液”を、タイルやビニール、金属、ガラス、布など生活環境にあるものに付着させ、コーティングする。水溶液を素材に噴霧・加工すると、水分が気化して錯体ナノコロイドがしっかりと密着して皮膜がつくられ、コーティングを1年以上も維持できる。持続性の高さが魅力だ。

抗ウィルス・抗菌に “錯体ナノコロイドコーティング”

家じゅう丸ごと、抗ウィルス・抗菌・消臭

“錯体ナノコロイドコーティング”は、そこに付着したウィルスや細菌を除去し死滅させるという画期的な効果があることが北里大学で実証されている。また抗菌効果で臭いの原因菌も抑制されるので、消臭効果も期待できる。
安全面についても繊維評価技術協会指定の検査機関における試験をクリアしており、エタノール・アルコール類も不使用。小さな子どもがいる環境にも安心して使うことができる。
また固着した“錯体ナノコロイド”は剥がれにくく、長期間の持続が可能なうえ、再度噴霧することで固着量を増すと、さらに効果を持続させることができる。
“錯体ナノコロイド水溶液”は昨年から流行している新型コロナウィルスに対して、抗ウィルス効果があることも証明された。※ 抗ウィルス・抗菌が長時間持続する、あらゆる箇所のコーティング加工ができるという特長を持つ“錯体ナノコロイドコーティング”は、除菌の手間が省け安心・安全な場所を提供できるとして、クリニックや劇場、店舗、飲食店などで施行が増え続けている。パブリックスペースだけではなく、家庭の居室や車、衣類にもコーティングができるので、検討してみてはいかがだろうか。

※一般社団法人錯体ナノコロイド協会HPより

※2023年4月5日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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