2022年4月、麻酔科医として豊富な経験を持つ岡村正之医師が新橋に開業した新橋DAYクリニック。中高年に多いといわれる鼠径ヘルニアの「日帰り手術」を行っている。腹腔鏡を用いた低侵襲手術の普及に加えて、熟練の麻酔科医による痛覚コントロールが可能にした、身体への負担が少ない鼠径ヘルニア手術とは。
中高年に罹患者が多い鼠経ヘルニア
鼠径ヘルニアは〝脱腸〞とも呼ばれ、足の付け根の部分(鼠径部)から腸管や腹膜の一部が脱出してくる疾患。飛び出した状態が続く嵌頓(かんとん)状態を放置すると腸閉塞や腸の壊死につながってしまう。手術が唯一の根治方法であるため、自覚症状があっても積極的治療に踏み切れない患者も多い。
妊娠がきっかけで罹患する女性もいるが、罹患率の高いとされているのは40歳以上の男性患者だ。中高年の男性は忙しさにかまけて、痛みなどの実害がなければ放っておくという選択をしがちだ。岡村院長が〝サラリーマンの聖地〞と呼ばれる新橋での開業を決意した理由のひとつが、こうした働き盛りのビジネスパーソンに鼠径ヘルニア治療の可能性を提供することだった。
低侵襲で負担が大幅に低減
腹腔鏡手術では、約5㎜程度の手術創からカメラと鉗子を挿入し手術を行う。同院では、板橋中央総合病院腹腔鏡手術センターの黒崎哲也センター長を中心とした、腹腔鏡手術の最前線で経験を積んだ外科医師が執刀に当たる。
通常の鼠径ヘルニアの手術であれば概ね4時間ほどで帰宅が可能。全身状態によっては提携院でのCT検査などが必要になる場合もあるが、最短2回の通院で鼠径部の違和感や将来的なリスクから解放される。
経験豊富な麻酔科医による痛覚コントロール
熟練医による低侵襲手術に加え、身体への負担を減らすために重要な点が、麻酔のスペシャリストである岡村医師による痛覚コントロールだ。個々の患者に応じて麻酔の方法や量を選択する麻酔科医は、手術の安全を管理する重要な役割を担う。特に日帰り手術では、麻酔の効きと覚醒のコントロールに専門的な知識と経験が必要となる。適切な麻酔の種類、量、投与タイミングなどを見極める麻酔科医・岡村院長の腕が、忙しいビジネスパーソンの日帰り手術を支えている。
身体への負担だけでなく、時間やスケジュールといった仕事や生活への影響を抑え、将来のリスクを払拭する日帰り手術。新橋DAYクリニックでは、同院の目指す安心安全な日帰り手術を通して、すべての方にとっての新しい価値を提示している。
PROFILE
新橋DAYクリニック
院長
岡村 正之 (おかむら まさゆき)
麻酔科・外科・内科
新橋DAYクリニック
TEL.050-5527-1126(完全予約制)
〒105-0004
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