さまざまな地域の活動を応援すると同時に、いつもの暮らしの中に日本全国の旬の魅力を気軽に取り入れられるのが「ふるさと納税」。
「手続きが面倒なのでは……」と敬遠している方もいるようだが、それはもったいない。
手続きの方法や寄附金の使われ方などを知り、今年こそ、ぜひ、チャレンジしてみよう!
これだけ知っていれば大丈夫「ふるさと納税」とは
年々注目度が高まる「ふるさと納税」だが、実際の仕組みはよくわからないという方は、まだまだ多いようだ。知ってみると実は意外と簡単な「ふるさと納税」について紹介しよう。
「地域」も「家族」もうれしい制度
「ふるさと納税」とは、生まれ故郷や応援したい自治体に「納税」という形で寄附ができる制度のこと。自治体にとっては街の活性化に役立てる財源確保の手段となり、寄附を行う個人は、社会貢献に加え、その土地の名産品やさまざまな生産物を返礼品として受け取り、その地域に対する理解や関心を深める機会になる。双方にとって価値を生み出し、さまざまな寄附金の使い方ができる取り組みは、平成20年の制度スタート以降、注目を集め、利用者も右肩上がりで伸びている。
利用者数は年々増加傾向に!
確定申告が不要となる特例申請制度なども加わり、実際に納税した方の口コミ効果などで、利用者は年々増え続けている。
Check! 少しずつ変わる制度に注意
今年6月1日から(1)寄附額に対する、返礼品の調達にかかった金額「返礼割合」を3割以下とする、(2)返礼品を地場産品とする、(3)(1) (2)について総務省が調査し、ルールを守っている自治体を総務省が対象に指定する、という新制度が導入されている。指定外の自治体に寄付をしても税金の控除が受けられないので、寄附する自治体を選ぶ際にはその自治体が総務省に指定を受けているかどうかの確認をしよう。
寄附の流れは 3ステップ「ふるさと納税」を始めよう
「納税」というと手続きが難しそうなイメージだが、基本的にやることはたったの3つ。初めて挑戦しようという人にもわかりやすく、「ふるさと納税」の流れを解説しよう。
STEP 1 寄附金額の目安を確認する
ふるさと納税で「寄附金控除」が最大限に適用される寄附金の控除上限額は、年収や家族構成などによって異なるので、まずは自分がいくらまで寄附できるかを確認しよう。以下は、自己負担2,000円で寄附できる、ふるさと納税額の上限金額の目安を、収入と家族構成別でまとめたもの(平成27年以降)。ふるさと納税に関するポータルサイトでも寄附金額の算出ができるので、参考にするといいだろう。
STEP 2 寄附する自治体を選び申し込む
自治体のほとんどが寄附金の使い道を公表しているので、自治体のサイトなどを見て、ふるさと納税をしたい自治体を選ぼう。現在はふるさと納税に関するポータルサイトも充実しており、申し込みそのものもポータルサイトから直接できて便利。主要サイトの特徴をまとめたので、賢く利用しよう。
STEP 3 確定申告
自治体のほとんどが寄附金の使い道を公表しているので、自治体のサイトなどを見て、ふるさと納税をしたい自治体を選ぼう。現在はふるさと納税に関するポータルサイトも充実しており、申し込みそのものもポータルサイトから直接できて便利。主要サイトの特徴をまとめたので、賢く利用しよう。
便利なワンストップ特例制度を利用して面倒な確定申告をスムーズに!
2015年より開始された、「ワンストップ特例制度」を利用すれば確定申告が不要になる(各種条件あり)。しかし、ワンストップ特例制度も確定申告もしない場合は、所得税も住民税も控除されないので、右図の流れを参考に、手続き漏れのないようにしよう。
寄附金の用途はさまざま自治体での寄附の活用例
グルメや特産品などの返礼品も魅力的だが、ふるさと納税の基本的な考え方となっている「地方を応援」に目を向けると、ますます寄附に対する思いは強くなるはず。多くの方の善意が地域に幸せを運んでいる一例を紹介しよう。
あれこれ選ぶのも楽しい多彩な返礼品を楽しもう
「何度か経験したことで、さまざまな楽しみ方を発見した」そう語る利用者も多数いる。「ふるさと納税」は実は季節や多くの地域の魅力に触れられる楽しい制度だ。
静岡県・浜松市海・湖・山・川を要し、自然にあふれた浜松市
温暖で豊かな自然環境に恵まれた浜松市。美味しいものに温泉、歴史、そして地場産業や世界に名高い企業も集まる浜松市は、お楽しみの宝庫として注目です。
〝やらまいか精神〞で世界に誇る浜松ブランドを
若き日の徳川家康公が天下統一のための礎を築いた、「出世の街」として有名な浜松市は、首都圏と関西圏のほぼ中央に位置し、北は南アルプスにつながる山々、南は遠州灘、西は浜名湖、東は天竜川と、四方を豊かな自然に囲まれた地です。楽器やオートバイ、綿織物などの生産で発展し、大河ドラマで注目をあびた「女城主 井伊直虎」「水泳ニッポンの父 田畑政治」ゆかりの地として、歴史の街としても注目をあびています。平成17年に天竜川・浜名湖地域12市町村と合併、平成19年には政令指定都市に移行し、80万人を超す市民と全国2位の広さを持つ市として、市民の挑戦気質である「やらまいか精神」で、新たなまちづくりを進めています。
「ふるさと納税」では、浜松市を応援していただける皆さまの想いを浜松市の将来のために活用しています。寄附金の使途となる政策メニューは、「子育て、学力の支援」「産業、雇用の創出」など7項目を用意し、返礼品では魅力的な約1800のアイテムをご提供しています。例えば、養殖発祥の地として美味しさも出荷量も日本有数の浜名湖うなぎ。温暖な気候と天然水、そして優れた加工技術を持つ水産業者によって生産された、香ばしい蒲焼をはじめ、さっぱり味わえる白焼き、全国で初めて商品化された「うなぎの刺身」など、さまざまな味を楽しんでいただけます。人気ブランドの三ヶ日みかんは、甘味と酸味がマッチした濃厚な味わいで、光センサーなどの技術を用いて糖度とクエン酸(酸度)・大きさ・形状・外観が計測され、高品質なものだけが選別、出荷されます。他にも浜松市自慢のご当地グルメ浜松餃子に、全国でも有数の漁獲量を誇り、ホテルや旅館で名物料理として提供されている遠州灘の天然とらふぐなどなど、自然に恵まれた浜松市ならではの特産品が揃います。
また、楽器メーカーも多く、音楽のまちづくりを進める浜松市らしく、演奏に必要なマウスピースなどの小物や、ヘッドホン、おもちゃのグランドピアノなど、豊富なバリエーションが揃います。そして、寒さが増すこれからの季節にピッタリの、身体を温める効果が高い塩化物強塩泉の舘山寺温泉のホテル宿泊券などもご用意しています。
世界に誇る産業都市として益々の発展を目指す浜松市
浜松市は、ものづくりのまち世界に誇る産業都市として発展を遂げてきました。県庁所在地でもなく、東京・大阪・名古屋などの大都市近郊でもない浜松市が政令指定都市へと移行できたのは、先人の皆さまの英知の結集と、多くの方々の支援に支えられてのものです。今後も、心豊かで創造性があふれる市民の方々が集い、新たな産業、新たな文化など、新しい価値が絶え間なく生まれ育つ創造都市・浜松を目指して、浜松らしい「やらまいか精神」で、新たな一歩を踏み出していきたいと思っています。
ふるさと納税をきっかけにして、ぜひ浜松市のたくさんの魅力を、全国の皆さまに存分にお楽しみいただければと思っています。
浜松市へのふるさと納税のお申込みは、ポータルサイト「ふるさとチョイスから」
- インターネットに接続できない場合は、お気軽にお電話をお願いします。(「アフルエントを見た」とお伝えください)
TEL:053-457-2802
浜松市役所観光・シティプロモーション課
静岡県浜松市中区元域町103-2
北海道・白糠町山海の幸あふれる豊富な食材の宝庫
太平洋沖の暖流と寒流が交わる絶好の漁場にあり、一年を通じてさまざまな海産物が獲れる白糠町。特にししゃもや毛ガニ、ヤナギダコ、鮭、つぶ貝は豊洲市場をはじめ、全国から引き合いがあるほどの人気です。また、山に目を向けると、しそを使った焼酎といえば、今や全国区のしそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」の香り高い赤しそをはじめ、イタリアンチーズや羊肉、ヨーロッパでは特別な日の高級食材として愛されている鹿肉も。このように海を見ても山も見ても豊富な食材にあふれている町です。
– 寄附の使途 –
交通弱者と言われる方々のためにコミュニティバスを運行。また、使い道をハガキで報告し、寄附者とのつながりを大切にしています。昨年度は、抽選で500名に白糠の食材を80%以上使ったフルコースを東京で堪能いただきました。
白糠町 「ふるさと納税 しらぬか」で検索
- TEL:0955-53-8860
ふるさと納税サポート室
北海道白糠郡白糠町西1条南1-1-1
千葉県・市川市いつも新しい流れがある、市川
江戸川を挟んで東京都に隣接する市川市は、地域ブランド「市川の梨」の栽培に適した豊かな自然環境とともに、曽谷貝塚や下総国府などの史跡が点在し、万葉集に詠まれた真間の手児奈伝説など、歴史と文化のまちとして発展してきました。ここで育まれた独自の伝統的工芸品や産業には、生活に密着した安らぎを与えてくれるものが数多くあります。古き良き伝統を受け継ぎ、新しいことも取り入れ、次代へと繋ぐ技が続いています。市川の匠による技と美の世界をこの機会にご堪能ください。
– 寄附の使途 –
1.子育て支援や教育環境の向上、高齢者福祉や災害対策の充実などに向けた、さまざまな取り組み
2.市民の暮らしを支えるために行われるさまざまなボランティア活動を応援(市川ハート基金に積み立て)
市川市 「市川市 ふるさとチョイス」で検索
- TEL:047-712-8591
市川市企画部企画課
千葉県市川市南八幡2-20-2
静岡県・沼津市海より深いおもてなし
富士山の南方、駿河湾に臨む伊豆半島の付け根にあり、古くは東海道の宿場町として栄えた港町、沼津。温暖な気候に支えられ、町は自然とともに繁栄してきました。四季折々の旬の海産物が水揚げされる沼津港、駿河湾越しに眺められる富士山とその南に広がる愛鷹山麓、大正天皇のご静養地でもあった沼津御用邸記念公園、街の中をゆったりと流れる狩野川…。そんな環境で育まれた食や文化、美しい景勝地などが、至福のひとときを提供します。真心込めたおもてなしを五感でご堪能下さい。
– 寄附の使途 –
1.スポーツや地域資源等を核としたにぎわいの創出 2.環境保護施策 3.誰もがいきいきと過ごせるまちづくりの推進 4.災害対策事業 5.都市的魅力の向上 6.教育環境整備施策 7.高尾山古墳の保存・活用に関する事業
沼津市 「沼津市 ふるさと納税」で検索
- TEL:055-934-4879
産業振興部観光戦略課
静岡県沼津市御幸町16-1
静岡県・川根本町四季折々に移り変わる自然を体感
町の約94%を森林が占める川根本町。四季折々の彩りを見せる渓谷の山間には、日本三大銘茶の一つである川根茶の茶園が広がります。茶園の間を走るSLや、奥大井の渓谷をゆっくり走る日本唯一のアプト式鉄道の旅は、川根本町の山・川・里の原風景を堪能できます。
2009年に「にほんの里100選」に選定されるなど、美しい景観を楽しみに多くの人が訪れる町。町内には川根茶を気軽に楽しめるお店が点在しているので、自然とともにゆっくりと味わって下さい
– 寄附の使途 –
「水と森の番人が創る癒しの里 川根本町 ~豊かな自然、お茶と温泉に彩られただれもが安心して暮らせるふるさと~」の実現のため、2つの重点戦略を掲げています。1.川根本町の強みを活かす。
2.人口減少の克服を目指す。
川根本町 「川根本町 ふるさとチョイス」で検索
- インターネットに接続できない場合は、お気軽にお電話をお願いします。(「アフルエントを見た」とお伝えください)
TEL:0547-56-2221
企画課 まちづくり推進室
静岡県榛原郡川根本町上長尾627