地産地消をベースに「北海道を体感する」をコンセプトに掲げた、エシカルでサステナブルなライフスタイルホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」が札幌中心部に2021年10月オープンした。このホテルは北海道産木材を使用した国内初の高層ハイブリッド木造ホテルで、使用された木材量は国内最大規模となっている。どのような魅力があるのか詳しく紹介していく。
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地産地消、北海道を体感する
ザ ロイヤルパーク キャンバス札幌大通公園のテーマにある「エシカルでサステナブル」とは、環境保全や社会への配慮があり、持続可能であることだ。このホテルが提供するサービスすべてに「北海道」が散りばめられており、魅力といえるだろう。自然空間をはじめ、客室や食事、アクティビティなど、さまざまな視点から北海道の魅力を味わうことができる。
北海道を満喫する5つのポイント
ザ ロイヤルパーク キャンバス札幌大通公園の徹底した地産地消に対する取り組みは、「北海道を体感する」を実現させている。その5つのポイントをまとめてみた。
北海道の自然が味わえるキャンパスラウンジ「KOKAGE」
北海道の豊かな自然の中に造られたかのようなCANVAS LOUNGE「KOKAGE(コカゲ)」。ホテルのラウンジとは思えないほど、たくさんの植物たちがゲストを出迎えてくれる。椅子やテーブルといった家具は、北海道産の木材を旭川市で加工したものを使用。真正面に広がる大通り公園の眺めもプラスして、より北海道を体感できるだろう。
CANVAS LOUNGE「KOKAGE」(2F)
【営業時間】10:00~23:00(L.O.22:30)
【席数】60席
【メニュー例】網走産夏瑞イチゴのフルーツサンド680円(税込)、白老牛のライスカレー1,800円(税込)、おつまみ串400円(税込)~、コーヒー500円〜(税込)
地元と連携して作り上げたライブラリー
ラウンジの一角にたたずむライブラリーは、地元との連携から生まれたスポット。札幌の古書店「書肆吉成(しょしよしなり)」がこのホテルのためだけに、北海道にゆかりのある本をセレクトしている。札幌市内の小学校から寄贈された本など、全部で約270冊ものバリエーションに富んだ書籍が揃っており、ラウンジだけでなく客室でも楽しむことが可能だ。
ホテル屋上でグランピング体験「アウトドアリビング札幌」
さっぽろテレビ塔や大通公園を目の前にあるCANVAS ROOFTOP「Outdoor Living SAPPORO(アウトドアリビングサッポロ)」は、屋上でアウトドア体験ができるグランピングスポット。ウッドデッキの床やファイアーピット、ソファースペースを設けた屋上で、焚き火を囲んでゆったりと時間を過ごすことができる。朝食も楽しんだり、キャンプで試してみたくなる燻製料理を学ぶワークショップなどのイベントがある。
CANVAS ROOFTOP「Outdoor Living SAPPORO」
【営業時間】15:00~23:00 ※天候や季節によってCLOSE時間を早める可能性あり
地元食材を堪能できる食事処「HOKKAIDO CUISINE KAMUY」
北海道の魅力とフランス料理が融合した「HOKKAIDO CUISINE KAMUY(北海道キュイジーヌ カムイ)」は、新しいクラシックフレンチが楽しめるレストラン。地産地消はもちろん、「生産者が見える安心した食材を使いたい」という思いから、生産者と直結する地方創生型飲食店を手掛ける株式会社アクアプランネットがこのレストランをプロデュースしている。朝食は多様なニーズに応えるため、和食・洋食・ヴィーガンを揃えた軽めのブッフェスタイルだ。
「HOKKAIDO CUISINE KAMUY」
【営業時間】朝食7:00~10:00(L.O. 9:30)
ランチ11:30~15:00(L.O.14:30)
ティー15:00~17:00(L.O.16:30)
ディナー17:00~23:00(L.O.22:00)
【席数】67席(個室1室/8席含)
【メニュー】ランチコース3,800円、ディナーコース6,500円~
※宿泊ゲストに限らずご利用可能(朝食のみ宿泊者限定)
リラックスできる木造空間のゲストルーム
全134室の客室は「ギャラリーフロア」と「キャビンフロア」に分かれ、それぞれ北海道の木で作られた家具やホテル外装の端材を再利用した木製スピーカーがゲストを包み込む。また、全室にレコードプレーヤーが備え付けてあり、2Fラウンジからレコードを借りることも可能だ。
ギャラリーフロア
3~8階のギャラリーフロア全室には、北海道にゆかりのある写真家のアート写真が飾られている。写真家の目を通して、まるで北海道を旅しているかのような心地になることだろう。3~6階は北海道産トドマツを使った木の天井のため、「木のぬくもり」をより感じながら過ごすことができる。この飾られているアートや、ラウンジを彩る家具や植物の購入が可能という新しいスタイルにも注目だ。
キャビンフロア
9~11階のキャビンフロアは、木造の柱梁のない箱状空間を活かし「北海道の木でつくられたホテルに泊まる」という体験をより深く感じられる客室となっている。大通公園に面し、中にはさっぽろテレビ塔を眺められる客室もあり、室内にいながら札幌を感じることができる。「木」をより印象付けるため至極シンプルな空間に仕上げていることも魅力の一つだ。
ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園
札幌市中央区大通西1丁目12番地