シェフ渡辺雄一郎氏の新たな歴史がここからはじまる。 料理人生を賭けたレストラン『Nabeno-Ism 』がこの夏、始動。
外苑前のイタリアンレストラン 「Ristorante HONDA 」の本多哲也シェフからバトンを受け継いでくれたのは、このたび浅草に「Nabeno-Ism」をオープンさせるフレンチの渡辺雄一郎シェフ。
Photographs_MIZUHO TADOKORO.
Profile
渡辺雄一郎さん
渡辺雄一郎氏は辻調理師専門学校フランス校を卒業後、1994年に「タイユバン・ロブション」のオープンに携わり、「カフェ・フランセ」シェフを経て、2004年からは「ジョエル・ロブション」のエグゼクテイプシェフに就任。言わずと知れたフレンチのトップシェフ。
トップシェフの新たな挑戦 フランス料理の新潮流を発信
〝ミシュランガイド東京〞で三ツ星を獲得し続けている、世界最高峰のフレンチレストラン『ジョエル・ロブション』のエグゼクティブシェフを11年間つとめた渡辺雄一郎氏が、7月7日七夕に自らのレストランをオープンする。渡辺氏が開業の地として選んだのは浅草・駒形。東京スカイツリーと隅田川を間近に望む、まさに東京らしさを堪能できる場所だ。
「浅草を選んだのには理由があり、江戸の食文化が色濃く残っているこの地に、フランス料理の風を吹かせたら面白いことになるだろうと思ったからです。また私の母校、辻調理師専門学校創始者の辻静雄校長先生が眠るのもここ浅草。だからこの地に導かれたのも運命なのかなと感じました」
レストラン名『Nabeno-Ism』に込められているのは、まさに渡辺シェフの料理人生そのもの。
「ナベノは私のニックネームのナベシェフから取り、イズムは主義・流儀・傾向を表しています。また、Nを隠すと辻調理師専門学校の原点である大阪・阿倍野とも読めます。この名前には、初志貫徹の気持ちを忘れず、日々精進していきたいという思いを込めました」
伝統的なフランス料理を渡辺シェフ流の表現で追求
『Nabeno-Ism』では、日本の四季を意識し、江戸伝統野菜とフランス料理のエスプリを組み込んだ、まさに渡辺流と言うべき新感覚の料理を愉しめる。
「フランス料理の本流や定義、地域性、伝統は守りながらも、更に進化させ、日本人らしい感性で表現。自分らしく、楽しく、美味しい料理を創り、浅草・駒形という土地と融合させたいと考えています」
これまでたくさんの美食家たちをうならせてきた〝Nabeno-Ism〞は、ここでも健在だ。
RESTAURANT INFO店舗情報
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Nabeno-Ism
(なべの いずむ/浅草・駒形)電話番号: 03-5246-4056 住所: 東京都台東区駒形2-1-17
▶︎MAP交通: 東京メトロ銀座線浅草駅A2出口徒歩3分、都営大江戸線蔵前駅A7出口徒歩3分 営業時間: ランチ12:00〜13:30(L.O.)15:00 Close/ディナー18:00〜21:00(L.O.)23:00 Close 休業日: 月曜日と毎月第4火曜日(変動あり)※日曜日はランチ営業のみ 料金: おまかせランチコース10,000円・ディナーコース20,000円(税金、サービス料込み)