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東京グルメバトン VOL.108

銀座 鼓門|銀座

旬を彩る季節の滋味が酒と心地よく響き合う

築地の寿司屋「鮨 忠」の佐藤準一さんからバトンを受け継いだのは、銀座の日本料理「銀座 鼓門」の浅倉鼓太郎さん。和食の枠にとらわれない自由な発想で、食と酒の新たな悦びを生み出す。

Text_SAYAKA NAGASHIMA. Photographs_YASUHIRO TAKEDA.

伝統的な和食はもちろん、素材を尊ぶ丁寧で繊細な仕事や工夫に感銘を受けました。間のバーガーもまた心に残る至福の一皿です。
鮨 忠|佐藤準一さんより

Profile

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浅倉鼓太郎さん

東京都生まれ。調理師専門学校卒業後、多国籍料理店や居酒屋で経験を積み、和食の腕を磨く。2007年、東京・杉並に「器楽亭」を開店。2020年に銀座へ移転し「銀座・器楽亭」と改称。2022年の再移転を機に「銀座 鼓門」として新たなスタートを切った。

美食家たちが集う銀座において、ひときわ存在感を放つ「銀座 鼓門」。繊細さと遊び心を兼ね備えた酒肴の数々が、多くの著名人をも魅了している。

大将を務めるのは浅倉鼓太郎さん。調理師専門学校を卒業後、多国籍料理店や居酒屋で経験を積み、食べ歩きを重ねながら腕を磨いた。2007年に独立し、東京・杉並で「器楽亭」を開業すると、瞬く間に人気店に。その後も新店オープンや移転を重ね、2022年に「銀座 鼓門」をスタートした。

独立以来、浅倉さんの料理哲学は一貫して「酒と食をともに楽しむ」ことにある。

「僕はお酒が好きで、居酒屋でずっと経験を積んできました。杉並時代の店は、格としては高級でも〝居酒屋〞というジャンルで捉えていました。それは、お酒としっかり合う料理を作りたいという思いがあったから。今は日本料理・和食を掲げていますが、基本はやはりお酒と一緒に楽しむ料理。もちろんお酒なしでも成立しますが、お酒と合わせてこそ本領を発揮する料理を大事にしています」

浅倉さんの料理は、日本酒はもちろん、シャンパンやワインとも自在に調和する。その魅力は、日本料理という枠にとらわれない独創性にある。

「僕は中華もフレンチもイタリアンもアジア料理も好きなんです。だからといって無理にその要素を持ち込むわけではありませんが、同じ食材でも自由な発想で、和食として昇華させたいです」
この〝和食を和食らしく〞まとめすぎない塩梅こそ、浅倉さんならではの感性だ。

客層は30代から60代を中心に、落ち着いた大人が多い。浅倉さんの人柄もあり、杉並時代から通い続ける客も少なくない。

「いい食材を使うのはもちろんですが、大事なのは〝楽しさ〞。お客様に楽しんでもらうために、精一杯やるだけです」

その真っ直ぐな言葉にこそ、銀座 鼓門の本質が息づいている。ここでしか味わえない美酒佳肴の歓びを届けてくれる一軒だ。

銀座 鼓門

RESTAURANT INFO店舗情報

  • 銀座 鼓門
  • 銀座 鼓門
    (ぎんざ こもん/銀座)

    電話番号: 03-5962-8712
    住所: 東京都中央区銀座7-6-4 GINZA7ビル 9F
    ▶︎MAP
    営業時間: 18:00~、20:30~の二部制
    ※完全予約制 ※サービス料:10%
    休業日: 日・祝日、不定休

 

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1名様

●ご利用期限:2026年3月31日(火)
※除外日あり、お飲み物代は含まれません
下記応募フォームからご応募ください。
応募締切:2025年11月3日(月・祝)

応募フォーム

※2025年10月7日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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