蕎麦の名店を知り尽くすそば通も嗜好する京都・夜久野蕎麦。焙煎粗挽きそば「丹波ノ霧」は、グルメ&ダイニングスタイルショー フード部門で大賞を受賞した逸品。その美味しさの秘訣は霧にあるという。
光の雲海、絶景が広がる夜久野
京都福知山市夜久野町は、京都府と兵庫県の県境に位置し、福知山盆地の山地に囲まれた静かな町です。かつては丹後・但馬の国境で、人や物資の往来が多く、但馬街道に面している現在の下夜久野駅地区は宿場町・市場町として賑わいを見せていました。古くから漆の産地で、良質な漆は「丹波漆」と称され、西日本の需要を支えていたそうです。
京都府で唯一の火山「宝山」(田倉山)が、福知山と兵庫の朝来市にまたがり、周辺には夜久野高原が広がっています。宝山から一望できる夜久野高原の雲海は絶景で、光り輝く光景は神々しく神秘的。星空もたいへん美しい場所で、訪れる人を魅了します。
霧が良質なそばの実をつくる
火山「宝山」の麓、黒ボク土(火山灰)の肥沃な土壌に覆われた夜久野高原は、標高300~500mの丘陵地で昼夜の寒暖差が大きく、霧が多く発生することから良質なそばが育ち、50年ほど前までそばの産地として有名でした。 しかし、時代の流れと共に生産が減り農家が楽しむ程度にしか食べられなくなりました。 「夜久野の蕎麦をもう一度食べてみたい」、「美味しい蕎麦を多くの人にも食べてもらいたい」、夜久野のそばの復活をかけて「やくの農業振興団」は、そばの栽培をはじめました。
夜久野のそば魂
無農薬で安全な蕎麦を作りたいと、近隣の農家と協力して一粒一粒上質なそばの実を集めて畑を増やしていきました。秋になるとそばの花が咲き、真っ白な花の絨毯が夜久野高原を彩ります。晩秋、花が枯れてそばの実が成ると、いよいよ収穫です。
- そばの実の発芽
- 白いそばの花が満開に
山また山、丹波の山間で夜久野のそばは育っています
必要な量だけ自社で製粉し、挽きたてのそば粉で香りが逃げないようすぐに製麺する。風味豊かなきめ細いそば粉に仕上がるよう製麺にも妥協を許さない「挽きたて、打ちたて」にこだわった夜久野蕎麦の「そば魂」です。
「丹波ノ霧」は、そばの実の外皮を取り除いて挽いたそば粉(丸抜き粉)をふんだんに使った白地の麺に、粉砕したそば殻(星)を散らした食感もめずらしいこだわり抜いた麺です。京の蕎麦らしい上品な細さとのど越し、ほのかな粗挽きの香りが伝わります。半なまで生麺のような食感が特徴です。
「焙煎粗挽きそば 丹波ノ霧」は、焙煎したそばの実を麺に練りこんでいます。つゆもつけずにそのままか、塩を少しつけて召し上がると香ばしい焙煎の香りがあと引く蕎麦です。グルメ&ダイニングスタイルショー フード部門で大賞を受賞しました。
「京そば素麺 夜久野かすみ」は、夜久野のそば粉と北海道産小麦粉、塩のみで製麺した純国産・無添加の麺です。太さわずか1.2ミリの極細麵。“そば素麺”と名付けられたように、蕎麦と素麺を掛け合わせたような、なめらかなのど越しにそばの香りが広がる新しい麺です。シンプルに付けつゆか、カボスや柚子など柑橘類をトッピングしてサッパリした汁そばがおすすめです。
やくの農業振興団の会長は、「今の世の中あらゆる食が溢れ、食の多様化が進んでいます。しかし、安心とは?安全とは?不透明な日本の食になっています。微力ながら日本の食の立て直しを進めたいと思っております。まずは農家のことを思い、『そば』で地域を盛り上げることが第一歩と考えています」と、農家・農村の応援団として高齢化で守れなくなる農地をそば栽培などで支援を続けていく意気込みを語りました。
京都をイメージした洗練されたパッケージデザイン、ワンランク上のお蕎麦のギフトとして大切な人への贈り物にも最適です。安心、安全、上質な蕎麦をぜひ一度ご賞味ください。
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