そのうえで、短期的に必要な資金は無理に資産運用にまわさず、中長期的に増やすことを目指したい資金だけを資産運用にまわすとよいでしょう。資産を売却するのは、退職後に、生活費や趣味などのためにお金を使うときと決めておいて、できるだけ資産を保有し続けることをおすすめします。
なぜかというと、「長期・積立・分散」の資産運用においては、相場の変動に合わせて資産の売却や購入のタイミングを計るのは難しいと考えられるからです。
今回の記事では、ウェルスナビの行動データから、資産の売却が運用パフォーマンスに与える影響を見ていきます。
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途中で売却しないほうが、平均的に高いパフォーマンスを得ている
ウェルスナビの利用者のデータを分析し、出金(資産の売却)が運用パフォーマンスに与える影響を調べました。具体的には、2024年9月末時点で、運用開始から1年以上が経過した利用者のうち、1回以上売却したことがある利用者のグループと、1回も売却したことがない利用者のグループのパフォーマンスを比較しました。(※)
(※)売却は、運用者が自らの意思により、出金メニューから一部または全部の出金(1円以上)依頼を行い、出金が完了した場合を指す。資産の最適な割合を維持する目的で、ウェルスナビが自動で行う売却(リバランス)は含まない
結果は、1回も出金したことがない利用者のパフォーマンスの平均のほうが高いというものでした。1回も出金したことがないグループのパフォーマンスは、平均で年あたり約14%だったのに対して、1回以上出金したことがあるグループのパフォーマンスは、平均で年あたり約10%でした。
「安く買って高く売る」を続けるのは難しい
本来は、相場の動きを読んで行動ができれば、高いパフォーマンスを目指すことも可能です。値上がりしたタイミングで売って、値下がりしたタイミングで買い戻すことができれば、リターンを高められます。たとえば、リターンがある程度積み上がったタイミングでいったん利益を確定させるとします。その後、今年の4月のように、相場が急に下がったタイミングで運用を再開すれば、高いリターンを得られます。
しかし、相場の動きを正確に予測し続けるのは難しいことです。相場がどのような要因で下がるのか事前に見通すことは難しく、下がると思って売却したとしても、反対に上昇してしまうこともあります。その場合には、何もせずに運用を続けていれば得られたリターンを逃してしまうことにもなりかねません。
資産を売却するタイミングは使うときと決めておいたほうが、長い目で高いリターンを目指しやすい
相場が上昇するタイミングを逃さないためには、やはり資産運用を淡々と続けることが大切だと言えます。
この連載で繰り返しお伝えしている「長期・積立・分散」の資産運用では、相場の動きに合わせて特別な行動を取る必要はありません。
資産を売却するタイミングは、資金が必要になったとき(使うとき)と決めておいたほうが、長い目で資産の成長を目指しやすいと言えるのではないでしょうか。
ウェルスナビは「働く世代に豊かさを」というミッションのもと、世界標準の資産運用がおまかせで実践できるロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を開発・提供しています。「⻑期・積⽴・分散」の投資で、リスクを抑えながら、中⻑期的に資産を増やすことを目指します。テクノロジーを活用し、働く人々のお金の悩みを解決する次世代の金融プラットフォームの構築を目指しています。
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