TOP TREND EYE 「正しいかみ合わせ」無料公開トークショー 顎関節症や身体の不調・健康長寿と認知症予防にも効果的!

「正しいかみ合わせ」無料公開トークショー
顎関節症や身体の不調・健康長寿と認知症予防にも効果的!

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かみ合わせが悪いことが体に与える影響として、テレビや雑誌などのマスコミで取り上げられる機会も多くなってきた。 こうした背景もあり、歯並びが悪い場合に、歯科医院で治療を受けようと希望される方も増えてきている。 しかし、テレビ番組などさまざまなメディアに出演している大阪大学名誉教授 丸山 剛郎(まるやま たかお)医師と、脳科学者 澤口 俊之(さわぐち としゆき)氏によると、実は歯のかみ合わせは歯並びだけの問題ではなく、アゴの状態が非常に重要という。今回は健康になるためのアゴの秘密を伺った。

PROFILE

丸山 剛郎 氏(Takao Maruyama)
丸山 剛郎 氏(Takao Maruyama)

・大阪大学名誉教授
・日本咬合臨床研究所所長

澤口 俊之 氏(Toshiyuki Sawaguchi)
澤口 俊之 氏(Toshiyuki Sawaguchi)

・武蔵野学院大学大学院教授
・元北海道大学医学部教授
・人間性脳科学研究所所長

アゴのズレは万病のもと

アゴのズレは万病のもと

アゴのズレは、実は多くの人に見られる症状。顎関節症のような自覚症状が現れていなくても微妙なズレは多くの人たちに生じているという。
しかし、多少のズレがあっても顎関節に痛みを感じたりすることがほぼ無いため、アゴの異常に気がつくことはない。
そのため、知らず知らずのうちに悪化をさせて、不定愁訴につながることもある。
丸山医師の提唱する「丸山咬合療法」によると、アゴのズレを治せば、多くの不調が改善されるという。また、澤口氏も同様に、アゴのズレを治すことで脳科学の観点からも良い効果が得られると主張する。
具体例としては、頭痛、首筋のこり、肩こり、背中の痛み、四十肩、五十肩、腰痛、目のかすみ、アトピー性皮膚炎、花粉症、手足のしびれや冷え、便秘、下痢、生理痛、生理不順、うつなどのさまざまな不定愁訴が改善消失。また、アゴずれによる顔のゆがみが改善されるケースもあるそうだ。

丸山咬合療法とは

丸山咬合療法とは、丸山医師が30年以上にわたり臨床・研究を重ね、かみ合わせ(咬合)が全身の健康に大きな関係があることを理論づけたもの。
さらに、その理論に基づき18000人以上の治療実績により治療法を確立し、今もなお、改良・進化し続けている。
丸山咬合療法は正しいかみ合わせを実現することで、心身に起こるつらい症状を改善。より良い人生を謳歌するための、かみ合わせ治療法だ。

かみ合わせと脳の関係

かみ合わせと脳の関係

丸山咬合療法は、身体の姿勢や状態をよくすることによって脳によい影響を与え、脳が免疫系を含めた身体にも好影響を与えるのではないか、という考察から検証が始まった。だとすると、不定愁訴や腰痛、肩こり、内臓の不調の改善以外にも、癌を初めとする免疫関係のさまざまな疾患への効果が期待される。さらには、思考力や集中力、記憶力などの改善にも効果があるはずである。
このような考察のもと、元北海道大学 医学研究科 高次脳機能学講座 教授で世界的な脳科学者である澤口俊之氏と丸山氏との共同研究がスタート。
この共同研究からも、かみ合わせが脳に大きな影響をおよぼしているという驚くべき事実が次々と明らかになっている。

アゴがずれると脳への血流が減る

研究により、アゴがずれると脳への血流が減ることが明らかになっている。では、どうして脳への血流量が減るのか。
アゴは全身のバランサーとしての働きがあるために、そのアゴが中心軸からずれると必然的に全身のバランスが崩れてしまう。すると、頭蓋骨や骨盤、背骨などにもゆがみが生じる。
ゆがみが生じると骨格を支える筋肉などがバランスを取るために緊張し、こりや痛みを招くことにつながる。その緊張やこりは、脳への血流を減少させる要因となる。

脳への血流が重要

脳への血流量が減るとその影響を受け、真っ先に老化していくのが前頭葉だ。
前頭葉は脳の最高中枢で、思考や創造性、生きていく意欲、計画性、判断・実行など、社会生活に必要なことはほぼ前頭葉から指令が出されている。
しかし加齢などさまざまな原因で、心臓や血管が衰えると脳へ流れる血流の量が減る。
すると血流によって運ばれる栄養や酸素不足により老化も進むという悪循環に陥ってしまうが、アゴのズレを治すと脳へ送られる血液量が増えて、脳の老化を防ぐと同時に数々の不定愁訴も改善していく。脳への血流が重要だということも脳科学的に実証されている。

うつをはじめ心の不調も改善

うつは今や社会現象ともいえるほど、一般的な病気となっている。
うつになるきっかけとしては、職場や人間関係などのストレスだったかもしれない。かみ合わせとうつは一見なんの関係もなさそうだが、アゴのズレを治すことで、多くの方がうつ症状から解放される。
前頭葉のなかには前頭眼窩皮質という組織があり、ここが人間の感情と深い関係がある。うつの患者を調べると、この前頭眼窩皮質の血液量が減っており、不安や不眠、だるさなどのうつ症状を引き起こしたという報告もある。
アゴのズレを是正すると、脳への血流が増えるため、うつの治療にも役立っているといえるのではないだろうか。

アゴのズレはなぜ起こるのか

アゴのズレはなぜ起こるのか

二足歩行をする人間の身体は、さまざまな部位がつながり、絶妙なバランスで成り立っている。
上半身は腰に支えられており、アゴは首回りの頸椎や肩、胸とつながっている。さらに脊椎を介して腰とつながっているわけだ。
なかでも重要な役割を持つアゴは、地表から離れた位置で、身体のバランサーとしてぶら下がっている。
そのバランスをとっているアゴがずれていると、つながっている部分に次々とひずみを生み、さまざまな不調を引き起こすようになる。
私たちはものを食べる、話す、歩く、眠るなど、日常的な動作で無意識にアゴを使っている。だから、意外と注意が必要な場面があるというわけだ。 以下に日常生活に潜むアゴズレの原因をいくつか紹介してみよう。

歯科的な原因によるもの

歯の治療をした結果アゴがずれてしまうことがある。もっとも典型的な歯科医療は補綴(ほてつ)だ。補綴とは、歯の欠けた部分を義歯やブリッジなどで補うことだが、ほんの少しの差異からずれていくこともある。
虫歯の治療においても歯を削り、そこを埋めるための充填物を作るが、その際にかみ合わせのチェックが不十分だとアゴがずれてしまう原因になる。

かみ合わせの不具合

歯並びが悪いとかみ合わせに不具合を生じることが多いため、アゴがずれやすくなる。
例えば食べ物がうまくかめないため、歯に均等に力がかからず、アゴの関節にも大きな負担となる。
また、安易な歯列矯正にも注意が必要だ。矯正中や治療後に不定愁訴が生じたと訴える患者さんも多くいる。もちろん、すでに歯並びが悪さからアゴがずれており、矯正治療が潜在していた症状が出てくる引き金となっただけに過ぎない場合もある。

口の中の癖によるもの

ものを食べるときに、いつも同じ側だけで噛んでいるとアゴも同じ側へずれることがある。
抜けた歯や虫歯などが原因で噛みにくい場所があるときは、早めに治療をして左右同じくらいの割合で噛めるようにしておきたい。
また、実は舌にも癖がある。歯の形や歯並び、かみ合わせに何か問題があると、舌はそれを避けるようになったり、あえて触れるように動いたりする。無意識に舌で歯を触るような些細なことからアゴがずれることもあるから注意したい。

生活習慣によるもの

アゴがずれる原因は生活習慣のいたるところに潜んでいる。
一つ目は姿勢で、猫背のように前屈みになると、アゴがずれやすくなる。
二つ目は頬杖を続けていること。頬杖は歯並びだけでなく顔全体に悪影響をおよぼす可能性がある。 三つ目は寝相だ。寝ている間に横向きなどしており、例えば右ばかり向いて寝ているとアゴは左方向へずれる。アゴは歯がかみ合っていないような時の横からの力にはあまり強くないからだ。
他にも、いつも片方の肩でバックを持つことや足を組む癖もアゴのずれに影響を及ぼす習慣がたくさんある。

全身の健康はアゴの健康から

全身の健康はアゴの健康から

アゴは私たちが生まれて間もない幼少期から、心身の成長と発達を支えている。健康なアゴは運動能力や知的な学習能力の十分な発達をサポートする。その役割はつい見過ごされがちではあるが、豊かなキャリアや幸せな人生には欠かせないものだ。

全身のバランスと健康に対してアゴが果たしている大きな役割をご理解いただけただろうか。
今回このコラムで紹介したことは、ほんの一部に過ぎない。

近く、一般の方を対象に、かみ合わせや脳に与える影響について、大阪大学名誉教授 丸山 剛郎医師と、脳科学者 澤口 俊之氏によるトークショーが開催される。無料で誰でも参加できるセミナーとなっており、ご家族やご自身の不調に心当たりがある方は、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。

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主催
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※2022年10月11日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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