強靭で驚くほど軽量な一生モノのバッグ
Photographs_HIDE NOGATA.
普遍的なデザインで堅牢で、ついつい持ち出してしまうヘビーローテーションなアイテム。しかも気付けば何年も使い続けているという「一生モノ」を、あなたは持っているだろうか？ 今回ご紹介する「Watts ダッフルバッグ」は、まさに「一生モノ」として、世代を超え愛され続けている、知る人ぞ知る逸品だ。
1933年、米国の伝説的セイラー、ケニー・ワッツ氏がヨットの帆に使うセイルクロスのメーカー「sails by Watts社」を立ち上げる。そして、セイラー達が海で気軽に使えるバッグを作ろうと、セイルクロスをアップサイクルしたのが、Watts バッグの起源だ。1974年に神奈川県三浦の油壷にSails by WattsJapanが設立され、Watts バッグの国内製造・販売がスタートする。時代はマリンスポーツがお洒落の最先端だった時代。Wattsバッグはマリンスポーツの代名詞的な存在となり、ファッションアイテムとしての人気も得ていく。
Wattsバッグは、生地のほか縫い糸やショルダーをつなぐ真鍮の金具など、すべての材料が実際にセイルで使用されるもので、一つひとつ職人が手作業で作り上げている。セイルクロス特有のチョークライン（生地に入った色の変化）と、カサカサとした独特の手触り感、本当に驚くほどの軽量さとそれでいて汚れたらタワシでゴシゴシ洗える強靭な耐久性が特徴だ。過酷な海上で、その性能が命にもかかわることを前提に作られているヨットのセイルをそのままバッグにしているのだから、耐久性が高いのは当然だ。その丈夫さが発売以来の普遍的でキャッチーなデザインと相まって、今では親子で30年40年と世代を超えて使い続けているというヘビーユーザーを獲得しているのである。
今回紹介するダッフルモデルは、7種類のサイズバリエーションと複数のカラーで展開されるWattsバッグの代名詞的人気モデルだ。中でも大型サイズのモデルは、ジムやゴルフ、キャンプの道具などをザッと詰め込み持ち運ぶといったハードな使い方に最適で、特にブラックカラーは大人の男性ユーザーに人気が高い。
一生使える万能なバッグ。Wattsの使い心地を、ぜひ試してみて欲しい。
