TOP TREND EYE 2022年の初詣で神様からご利益を。神社に行く時間や参拝マナーを解説

2022年の初詣で神様からご利益を。神社に行く時間や参拝マナーを解説

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神社に初詣-アフルエント

日本の伝統的な文化である「初詣」。新年が明けて初めて参拝する神社では、旧年の感謝を捧げ、新年の健康と多幸を祈願する古くからの習慣だ。初詣の意味を知り、より心を込めたお参りにすべく、このコラムでは、初詣に行った際の参拝作法を解説。2022年の初詣に向けた参拝の意味と基本の形式を紹介する。

初詣参拝の準備【基礎知識】

初詣参拝の準備-アフルエント

いつまでが「初詣」に該当するのか、初詣に行く際の服装はどのような点に気をつけるべきかなど、事前に準備した方が効率いい場合もある。落ち着いた心で初詣の参拝に行けるよう、具体的なポイントを解説していく。

初詣はいつまでに行くべき?

一般的な初詣は、新年が明けた1月1日から3日までの「三が日」の間、または正月の門松が飾られている「松の内」の間となる7日までに参拝するのがよしとされている。参拝時間に大きな決まりはないが、神社が開いている時間を予め調べておくといいだろう。特に初詣の場合、大晦日から正月にかけて参拝時間を普段より長く設けている神社や寺院も多い。年が明ける前後や三が日は大変な混雑が予想されること、またコロナ禍で密を避けることを考慮するのであれば、元日は避けるのが無難かもしれない。新年の幕開けとなる初詣であれば、混雑は避けつつ穢れのない早朝の参拝がおすすめだ。

服装の準備は?

外見は「心のあらわれ」と言われるように、心を込めて参拝する場合は外見から正すことが大切。初詣に最適な服装や決まりはなく、普段の格好で問題ないとされるが、汚れがついた服や靴は避けた方が無難。さらに初詣の時期は寒さが厳しいため、露出の多い服装や華美な恰好、女性の場合は足の疲れが出やすい高いヒールは控えておこう。特別な参拝になる場合は、男性はスーツにネクタイを着用、女性はスーツや同等の正装が望ましい。また、防寒用のコートやマフラー、帽子などは着用しても問題ないが、参拝をする際は帽子を脱ぐことを忘れないように。神前において失礼のないよう心がけが大切だ。

参拝の手順【参拝作法】

神前で参拝するまでの一連の作法には、大きく分けて4つのポイントがある。鳥居のくぐり方と参道の歩き方については、その意味を知ることで心が洗われ、細やかな所作に気持ちが表れるだろう。一般的な作法である「手水」と「二拝二拍手一拝」についても具体的に解説していく。

「鳥居」の意味

鳥居の前でお辞儀-アフルエント

神社の前に必ずある「鳥居」は、神様の領域(=神域)と一般の領域(=俗界)を区切るという重要な意味を持つと言われている。「鳥が居る」という言葉から分かる通り「神の使いである鳥がとまる場所」「人が通り入る」といった語源がある。この鳥居を前にしたら神聖な領域に入るという心構えを持ち、鳥居をくぐる前に深く一礼すると丁寧だ。同じように境内を出る時も、鳥居をくぐる前に社殿の方を向いて一礼すると良い。

「参道」の歩き方

参道を歩くときは、参道の中央を避けて端の方を歩くことが大前提。なぜなら参道の中央は「正中」と呼ばれ、神様が通る道であり敬意を払うべき対象とされているからだ。もし正中を横切ることがあれば、軽く頭を下げて敬意を表したり、中央で神前に向かって丁寧に一礼するのもいい。神社によって通行する側が決められている場合もあるので、その場合は神社のルールに従う。

「手水」の作法/

「手水」の作法-アフルエント

鳥居をくぐって境内に入ると、参道脇に「手水舎(てみずや・ちょうずや)」がある。参拝の前に手水舎で手や口を清める「手水」を行い、参拝者が心身を清めてからお参りに向かうことが一般的な作法だ。ちなみに神社や寺院の手水舎には、水を司る龍神様である「龍」のモチーフがあしらわれていることがある。手水舎にどのようなモチーフがあるのか見ていくと、その神社の特色を知ることにつながるだろう。ここでは手水の正しい作法を紹介する。

1:心を平静に保ち、落ち着ける
2:右手で柄杓(ひしゃく)を持つ
3:水を満杯に汲んだら1/3の水で左手を清める
4:柄杓を左手に持ち替え、1/3の水で右手を清める
5:再び右手で柄杓を持ち替える
6:左手を受け皿にして残りの水を注ぎ、口をすすぐ
7:もう一度、左手を清める。
8:柄杓を縦にして、残った水で柄を清める。

「拝礼」の作法

手水でお清めをした後は、参道の中央(正中)を通らないよう参道脇を歩き、ご神前へ進んで参拝する。一般的には「二拝二拍手一拝」の作法が基本となっているので詳しいやり方を紹介する。

1:神前に進み姿勢を正してお賽銭を静かに入れる
2:<二拝>2回深く頭を下げる。腰は90度まで折ると美しい
3:胸の高さで両手を合わせ、右手指先を少し下にずらす
4:<二拍手>胸〜肩くらいの高さに両手を開いて2回拍手する
5:両手指先を揃えて祈りを込める
6:<一拝>最後にもう一度、深く頭を下げる

基本的な作法を理解して行動に示すことは、お参りをする神社や神様への敬意の表し方でもある。神様に参拝するときは名前・住所・生年月日を心の中で唱え、自分が何者であるかを神様に伝えた上でまずは昨年を無事に過ごし、新年を迎えられたことに対して感謝を述べること。その後で心を込めて願い事を1つ伝えていく。

「おみくじ」は1回

参拝を終えた後の定番といえば「おみくじ」だが、おみくじを引くのは基本的に一度の参拝で1回。たとえ凶が出たとしても、それを受け入れおみくじ結び所に結ぶのが吉だ。大吉や吉が出た場合は、運を持ち帰るという意味で所持するケースも多い。

「御朱印」は参拝の後

近年、注目を集めている御朱印は、参拝後に寺務所・社務所でいただく。多くの神社や寺院は300〜500円前後を収めるのが一般的だが、神社によってはお志として自分で金額を決めることも。できるだけお釣りが出ないよう小銭を準備しておくことをおすすめする。中には御朱印を代理でもらう方もいるが、御朱印は参拝をした人がいただく証。一人につき御朱印一体となるため、家族や友人の御朱印をもらうことは禁止されていので注意していただきたい。作法の形だけにとらわれず、気持ちを込めた参拝でご利益を授かり、気持ち良く新年を迎えよう。

http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/sanpai/
※2021年12月9日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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