雪国・越後湯沢の雪解け水で仕込んだ日本酒「上善如水」。かろやかで柔らかく、ほんのり甘い味わいは、するりと喉の奥へ落ちるようですっきりと飲みやすい。今や世代を超えて愛される日本酒となった「上善如水」について、その魅力を紹介する。
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名水地・越後湯沢の「水」が良い酒を生み出す
「上善如水」“最上の生き方は水のようである”。この中国の哲学者・老子の格言を名前として冠した日本酒を造るのが、新潟県越後湯沢の白瀧酒造だ。水のように柔軟でしなやかに、水のように自由な発想で、水のように万物に恵みをもたらしたいという想いで、真摯に酒造りと向き合う。
白瀧酒造の歴史もまた、「水」とともに歩んできた。昔から越後湯沢は世界有数の豪雪地帯であり、周囲の山々から雪解け水が注ぎこみ湧き水が豊富だった。そこでその水を活かして、安政2年(1855年)、湊屋藤助が酒造りをスタート。越後と江戸を結ぶ三国街道を行きかう旅人・行商人を相手に酒をふるまった。
「水」は酒のいのちだ。たっぷりと降り積もった雪は、春には雪解け水となり地面に浸透。およそ50年もの年月を経て、清冽な地下水となる。白瀧酒造の敷地内にある3本の井戸で地下数十メートルから汲み上げる水は酒造りに適した“軟水”で、同酒造のすべての酒の仕込みに使われている。
水の如くピュアな日本酒「上善如水」の誕生
「上善如水」が生まれたのは1990年のこと。湯沢にスキーを楽しみにやってくる若者をターゲットにし、フルーティですっきりとした飲みやすい日本酒を造った。それまでは、日本酒と言えば淡麗辛口が主流でどこか親父っぽいイメージがあったが、その前例を覆してみせたことで若い世代からの支持を集めた。こうして「上善如水」は、日本酒初心者のための入門酒となったのだ。
「上善如水」は、発売当時とは味わいが変わっている。幅広い世代の人から気軽に飲んでもらいたいと、水のような柔軟さを持ち、水のように自由に形を変えて、その時代のお客様の嗜好に対応してきた。例えば昨年のリニューアルでは、精米歩合を60%から55%にし、軽さと柔らかな飲み口に磨きをかけた。純米吟醸や純米大吟醸、スパークリング、生酒まで、「水」の豊かな表情をぜひ愉しんでみてほしい。
雪解け水のやわらかさを堪能できる「上善如水 純米吟醸」
越後湯沢のやわらかい雪解け水から生まれた、白瀧酒造の看板商品。精米歩合を60%から55%に変更し、すっきりとした飲み口に。フルーティに香りたち、ほんのりと甘く軽やかな口当たりで、喉の奥にするりと落ちる。冷やして飲むのがおすすめ。
1800ml:3,190円、720ml:1,595円、300ml:726円、300ml(PET):726円、
180ml:385円、180ml(缶):385円
※価格は希望小売価格(税込)
贈り物にも最適な上善如水の最高峰「上善如水 純米大吟醸」
純米大吟醸ならではの気品あふれる香りと酸味を、やわらかな「水」でまとめた逸品。口の中でゆっくりと広がる深い味わいが魅力。特別なお祝いの席や、大切な方への贈り物にも最適。
1800ml:5,500円、720ml:2,750円、300ml:943円
※価格は希望小売価格(税込)