TOP TREND EYE 実年齢より若く見える!男性も女性も40歳を過ぎたら試したい「シミ」対策

実年齢より若く見える!男性も女性も40歳を過ぎたら試したい「シミ」対策

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美容皮膚科タカミクリニック-アフルエント

歳を重ねると出てくる顔のシミについて、男性の意識が変化している。女性と同じように美白ケアを取り入れ清潔感のある健康的な肌を目指したい、こうした美容に対する意識の変化から、美容クリニックや皮膚科に通う男性が年々増えているのは、ここ数年のSNSなどから身近に感じられるようになった。このコラムでは、30~40代からのシミについて、性別によるシミの特徴を紹介。初心者でも安心して受けられる施術やシミ対策で注意すべき点について、東京・表参道にある美容皮膚科タカミクリニックにうかがった。

男性と女性でみる「シミ」の特徴と違い

タカミクリニック診察-アフルエント

顔のシミには、さまざまな種類がある。一般的に30~40代頃からシミを気にする傾向が見られるが、男性と女性のシミにもそれぞれ特徴がある。個人差があるものの、男女それぞれでよく見られるシミの特徴や違いについてタカミクリニックからうかがった内容をまとめてみた。

女性に多いシミ

多くの女性は普段から紫外線対策としてUVケアを行うため、紫外線ダメージによるシミはある程度ケアできていることが多い。その一方、女性の悩みとして出てくるシミは、ホルモンバランスによる肝斑だ。頬骨あたりに左右対称に出てくる肝斑は30~40代からできるシミであり、妊娠中や月経不順といったホルモンバランスの影響から発症するとされている。肝斑はトラネキサム酸内服による治療が主流であるが、紫外線により発症する老人性色素斑やそばかすは、レーザーやフォトフェイシャルの照射により改善できるケースが多い。

男性に多いシミ

日頃からスキンケアやUVケアの習慣が少ない男性は、くすみや色ムラ、厚いシミなどが見られるケースが多い。海や山、レジャーなど外出先で日焼け止めを塗らずに浴びた紫外線が原因となる「老人性色素斑」は、顔だけでなく肩や背中など、体にもできるケースもある。シミや肌の状態にもよるが、メラニンが多く女性より肌トーンが暗い男性の肌は、レーザーやフォトフェイシャルによる火傷リスクが拭えない場合があるため、美容皮膚科医のカウンセリングを受けた上でシミの改善を目指すことがすすめられている。

美容皮膚科でシミを改善するなら

美容皮膚科で本格的にシミを改善したい場合、シミの種類や日焼けの有無を見極めずに治療をすすめると、逆に悪化する可能性もある。レーザーやフォトフェイシャルなどいくつか施術方法はあるものの、1回でシミをきれいに消すのではなく、少しずつ安全に肌改善を目指すのがおすすめだ。シミ対策におすすめの施術を2つ紹介する。

普段からUVケアができている肌の場合

フォトフェイシャルの施術-アフルエント

日焼け止めやスキンケアを普段から行なっている肌であることを前提に、紫外線によってできたシミ(老人性色素斑)や遺伝的にできるそばかす(雀卵班)であれば、フォトフェイシャルが有効だ。顔全体にくまなく照射できるので、複数にシミがある方におすすめだ。

この肌に光を当てるフォトフェイシャルは、シミの元となるメラニンに反応させることによりメラニンを排出しやすい状態にする施術方法。5回1クールがひとつの目安となる。それでも完全に取りきれないシミはあるが、痛みも少なく肌のコラーゲンを増やす効果も同時に期待できるため、シミ改善と美肌の両方からアプローチしたい方におすすめだ。

ルミナス社のフォトフェイシャルM22-アフルエント

クリニックによってフォトフェイシャルの設定や使用する機械が異なるが、タカミクリニックでは、厚生労働省の承認機でもある米国ルミナス社の「フォトフェイシャルM22」を導入している。期待できる効果は以下になる。

・シミやそばかす
・シミ予備軍
・くすみ
・赤ら顔
・ニキビ跡の赤み
・小じわ
・肌のハリ、ツヤ
・毛穴目立ち

上記のような肌トラブル全般の改善を目指していく施術だ。照射時間が短いうえ大きな痛みもなく、術後のケアの必要もないため、初めてシミ治療を受ける方でもチャレンジしやすいのも人気の理由。ダウンタイムがほぼないので、女性であれば施術後すぐにメイクができるくらいの肌負担というのも嬉しいポイントだろう。施術の手順は以下の通り。

オリジナルの院内処方コスメでクレンジグ・洗顔

医師による診察

フォトフェイシャルの照射

肌の冷却

洗顔、スキンケア後、メイクをして終了

肌内部にあったメラニンに反応するため、照射後は一部のシミがかさぶたとなり、1週間ほどで自然に剥がれ落ちていく。そのため、人によっては早くから効果を実感できる場合もあるだろう。ただし肌トーンが暗いなど、男女問わず肌状態によりフォトフェイシャルができないケースもある。施術を受けようと考えている方は、必ず医師による肌診断を受けた上でフォトフェイシャルを行うこと。肌への負担やリスクを回避することが重要だ。

フォトフェイシャルやレーザーが照射できない肌の場合

シミの改善を目指すメソフェイシャル-アフルエント

前述にも触れた通り、日頃からUVケアができていない肌や、メラニンが多く肌トーンが暗いためフォトフェイシャルやレーザーが照射できない方は、内服薬や塗り薬などの治療からスタートする場合がある。

クリニックにより対応はそれぞれだが、タカミクリニックで推奨されている施術は「タカミクリニック式メソフェイシャル」。ビタミンC誘導体や医療用ヒアルロン酸、ビタミンB2、ビタミンE、各種アミノ酸といった有効成分を肌に導入していく医療フェイシャルにより、肌全体のくすみを改善し、肌のトーンアップを図る。レーザーやフォトフェイシャルのように熱ダメージを与えないため、日焼けした肌にも対応できる。

高い安全性を誇りながらも、その浸透力はイオン導入と比べて約20~70倍。シミやくすみ色素沈着の改善を目指すほか、肌のキメを整える効果に優れている。施術中の刺激は軽いピリピリ感のみ。妊娠中、極度の肌荒れやアトピー性皮膚炎、人工器官を内蔵しているなど、施術ができない場合もあるが、ダウンタイムや痛みがなく、気軽にできる医療レベルの美肌ケアとして男性・女性問わず人気の高い施術だ。

見た目年齢を左右するシミ

シミに興味関心を持つ20~30代男性は近年増えている。シミがあると実年齢と10歳以上違って見えるともいわれるからこそ、早めのケアがおすすめだ。また、違う視点から見れば日本国内の紫外線量は1990年の観測開始以降、ゆるやかに増加していると国土交通省・気象庁からもデータが発表されている。紫外線量の増加にスマホやパソコンから発するブルーライト、現代人は「シミ」ができやすい日常生活を送っていることを今後さらに認識していくだろう。美容という意識に加え、自分の肌を守るという意味でも顔のシミに対するケアを考えていきたい。

山屋医師の画像-アフルエント

教えてくれたのは…

美容皮膚科タカミクリニック 副院長
山屋 雅美 さん

埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科、三井記念病院皮膚科勤務を経て、2011年美容皮膚科タカミクリニック入職。2021年、副院長に就任。ニキビ・毛穴などの美肌治療から、シミ・しわ・たるみなどのエイジング治療まで幅広く診療を行う。

参考:タカミクリニック公式サイト

※2021年12月24日現在の記事です。詳細はお問い合わせください。

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